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痩細
ふりがな文庫
“痩細”の読み方と例文
読み方
割合
やせほそ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やせほそ
(逆引き)
狂画葛飾振の図中には
痩細
(
やせほそ
)
りし
脚
(
あし
)
、肉落ちたる腕、
聳立
(
そばだ
)
ちたる肩を有せる
枯痩
(
こそう
)
の人物と、
形
(
かたち
)
崩
(
くず
)
るるばかり肥満し過ぎたる多血質の人物との解剖を見るべく
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
早瀬は差置かれた胸の手に、
圧
(
お
)
し殺されて、あたかも呼吸の留るがごとく、その
苦
(
くるしみ
)
を払わんとするように、
痩細
(
やせほそ
)
った手で握って、
幾度
(
いくたび
)
も口を動かしつつ辛うじて答えた。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
真平
(
まっぴら
)
」とお倉は
痩細
(
やせほそ
)
った身体を震わせた。「宗さんと一緒に住むのは、死んでも御免だ」
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
痩細(やせほそ)の例文をもっと
(3作品)
見る
痩
常用漢字
中学
部首:⽧
12画
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“痩”で始まる語句
痩
痩躯
痩形
痩我慢
痩馬
痩身
痩腕
痩肉
痩衰
痩浪人
“痩細”のふりがなが多い著者
島崎藤村
永井荷風
泉鏡花