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號令
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がうれい
ふりがな文庫
“
號令
(
がうれい
)” の例文
新字:
号令
中
(
なか
)
にも
年少
(
ねんせう
)
士官等
(
しくわんら
)
は
早
(
は
)
や
軍刀
(
ぐんたう
)
の
※
(
つか
)
を
握
(
にぎ
)
り
詰
(
つ
)
めて、
艦長
(
かんちやう
)
の
號令
(
がうれい
)
を
待
(
ま
)
つ、
舷門
(
げんもん
)
の
邊
(
ほとり
)
、
砲門
(
ほうもん
)
の
邊
(
ほとり
)
、
慓悍
(
へうかん
)
無双
(
ぶさう
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
は
腕
(
うで
)
を
摩
(
さす
)
つて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『一、二、三、
進
(
すゝ
)
め』の
號令
(
がうれい
)
もなく、
各自
(
てんで
)
に
皆
(
みな
)
勝手
(
かつて
)
に
走
(
はし
)
り
出
(
だ
)
して
勝手
(
かつて
)
に
止
(
と
)
まりましたから、
容易
(
ようい
)
に
競爭
(
きやうさう
)
の
終
(
をは
)
りを
知
(
し
)
ることが
出來
(
でき
)
ませんでした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
盛
(
さかん
)
なる
哉
(
かな
)
、
炎暑
(
えんしよ
)
の
色
(
いろ
)
。
蜘蛛
(
くも
)
の
圍
(
ゐ
)
の
幻
(
まぼろし
)
は、
却
(
かへつ
)
て
鄙下
(
ひなさが
)
る
蚊帳
(
かや
)
を
凌
(
しの
)
ぎ、
青簾
(
あをすだれ
)
の
裡
(
なか
)
なる
黒猫
(
くろねこ
)
も、
兒女
(
じぢよ
)
が
掌中
(
しやうちう
)
のものならず、
髯
(
ひげ
)
に
蚊柱
(
かばしら
)
を
號令
(
がうれい
)
して、
夕立
(
ゆふだち
)
の
雲
(
くも
)
を
呼
(
よ
)
ばむとす。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
テムプル先生は、思はず浮かんだ唇の微笑を拭ひ去るやうにハンカチを口に當てたが、しかし
號令
(
がうれい
)
はかけた。何を命じられたか合點が行くと、最上級生はおとなしく從つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
艦長松島海軍大佐
(
かんちやうまつしまかいぐんたいさ
)
の
號令
(
がうれい
)
はいよ/\
澄渡
(
すみわた
)
つて
司令塔
(
しれいたふ
)
に
高
(
たか
)
く、
舵樓
(
だらう
)
には
神變
(
しんぺん
)
不可思議
(
ふかしぎ
)
の
手腕
(
しゆわん
)
あり。二千八百
噸
(
とん
)
の
巡洋艦
(
じゆんやうかん
)
操縱
(
さうじゆう
)
自在
(
じざい
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
船
(
ふね
)
は
秒一秒
(
べういちべう
)
に
沈
(
しづ
)
んで
行
(
ゆ
)
く、
甲板
(
かんぱん
)
の
叫喚
(
けうくわん
)
はます/\
激
(
はげ
)
しくなつた。
終
(
つひ
)
に「
端艇
(
たんてい
)
下
(
おろ
)
せい。」の
號令
(
がうれい
)
は
響
(
ひゞ
)
いて、
第
(
だい
)
一の
端艇
(
たんてい
)
は
波上
(
はじやう
)
に
降下
(
くだ
)
つた。
此時
(
このとき
)
私
(
わたくし
)
は
春枝夫人
(
はるえふじん
)
を
見返
(
みかへ
)
つたのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
號
部首:⾌
13画
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“號令”で始まる語句
號令一下