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細密
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さいみつ
ふりがな文庫
“
細密
(
さいみつ
)” の例文
待つて三日頑張つたが、繪圖面は返らぬ、——疊二枚ほどもあつて、其上念入りに
細密
(
さいみつ
)
な繪圖面だから、二日や三日では、
寫
(
うつ
)
し切れなかつたのだらう
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
あの
法皇
(
ほうおう
)
をひそかに山荘に迎えた夜、
清盛
(
きよもり
)
をたおす
細密
(
さいみつ
)
な
計略
(
けいりゃく
)
を定めたあとで、さながらわれわれの勝利の前祝いのように、期せずして生じたあの諧謔を!
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
脚註が
亦
(
また
)
頗
(
すこぶ
)
る
細密
(
さいみつ
)
なるものである。
而
(
しか
)
も其の註が尋常一様のものでなく、バアトン一流のものである。単に語句の上のみでなく、事実上の研究にも及んでゐる。
リチャード・バートン訳「一千一夜物語」に就いて
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
斯
(
か
)
く
大使命
(
だいしめい
)
の
役
(
やく
)
も
私
(
わたくし
)
と
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
とに
定
(
さだ
)
まると、
本島
(
ほんたう
)
に
殘
(
のこ
)
る
櫻木大佐等
(
さくらぎたいさら
)
と
吾等
(
われら
)
兩人
(
りようにん
)
との
間
(
あひだ
)
には、
極
(
きは
)
めて
細密
(
さいみつ
)
なる
打合
(
うちあは
)
せを
要
(
えう
)
するのである。
其
(
その
)
打合
(
うちあは
)
せは
斯
(
か
)
うであつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
と
云
(
い
)
つて、それが
第
(
だい
)
三
紀
(
き
)
層
(
そう
)
に
屬
(
ぞく
)
する
舊貝塚
(
きふかひづか
)
(といふも
變
(
へん
)
だが)とも
思
(
おも
)
はれぬ。
何故
(
なぜ
)
ならば、
灰
(
はい
)
を
混
(
こん
)
じて、
細密
(
さいみつ
)
に
碎
(
くだ
)
かれたる
貝殼
(
かひがら
)
が、
貝層中
(
かひそうちう
)
に一
線
(
せん
)
を
畫
(
かく
)
して、
又
(
また
)
層
(
そう
)
を
成
(
な
)
して
居
(
ゐ
)
るからである。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
の
製造
(
せいぞう
)
には、
極
(
きわ
)
めて
細密
(
さいみつ
)
なる
設計
(
せつけい
)
が
出來
(
でき
)
て、
一人
(
ひとり
)
の
不足
(
ふそく
)
をも
許
(
ゆる
)
さぬ
代
(
かは
)
りに、
一人
(
ひとり
)
も
増加
(
ぞうか
)
する
必要
(
ひつえう
)
がないのです、ちやんと三十三
名
(
めい
)
の
水兵
(
すいへい
)
が
或
(
ある
)
年月
(
ねんげつ
)
の
間
(
あひだ
)
働
(
はたら
)
いて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
細密
(
さいみつ
)
なる
機械製圖等
(
きかいせいづとう
)
をもつて
説明
(
せつめい
)
しなければとても
解
(
わか
)
らぬが、
先
(
ま
)
づ
此
(
この
)
發射管
(
はつしやくわん
)
の
裝置
(
さうち
)
されたる
秘密室
(
ひみつしつ
)
には、
一面
(
いちめん
)
の
明鏡
(
めいきやう
)
があつて、
電流
(
でんりう
)
の
作用
(
さよう
)
と、二百三十
個
(
こ
)
の
反射鏡
(
はんしやきやう
)
の
作用
(
さよう
)
とによつて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“細密”の意味
《形容動詞》
非常に細やかであること。精密。綿密。緻密。
(出典:Wiktionary)
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
“細”で始まる語句
細
細々
細君
細工
細面
細作
細引
細流
細道
細紐