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松戸
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まつど
ふりがな文庫
“
松戸
(
まつど
)” の例文
お
葬式
(
とむらひ
)
をしたのは五
年
(
ねん
)
ばかり
前
(
まへ
)
で、お
正月
(
しやうぐわつ
)
もまだ
寒
(
さむ
)
い
時分
(
じぶん
)
でした。
松戸
(
まつど
)
の
陣前
(
ぢんまへ
)
にゐる
田村
(
たむら
)
といふ百
姓家
(
しやうや
)
の
人
(
ひと
)
がお
葬式
(
とむらひ
)
をしてくれたんで
御在
(
ござい
)
ますが……。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
この人は
下総
(
しもうさ
)
の
松戸
(
まつど
)
の先の
馬橋
(
まばし
)
村という所の者で、私より六ツほど年長、やっぱり年季を勤め上げて、師匠との関係はまことに深いのでありましたが、どういうものか
幕末維新懐古談:28 東雲師逝去のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「
松戸
(
まつど
)
の工兵学校は、もう仕事を終えている頃ですから、直ぐ応援して貰ってはどうです」
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
下総の
松戸
(
まつど
)
の
傍
(
わき
)
に、
戸ヶ崎
(
とがさき
)
村と申す処がございまして、
其処
(
そこ
)
に小僧弁天というのがありまするが、
何
(
ど
)
ういう訳で小僧弁天と申しますか、
敢
(
あえ
)
て弁天様が小さいという訳でもなし
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いやあ、歩かなくちゃいけないんだ、歩こう歩こう。小金から
松戸
(
まつど
)
へ二里だっていった。松戸から
葛西
(
かさい
)
、千住まで四里。そうすると、あす中に親方の処まで行けるぞ。(食べ始める)
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
▼ もっと見る
左、
松戸
(
まつど
)
——。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
道子
(
みちこ
)
はふと
松戸
(
まつど
)
の
寺
(
てら
)
に
葬
(
はうむ
)
られた
母親
(
はゝおや
)
の
事
(
こと
)
を
思
(
おも
)
ひ
起
(
おこ
)
した。その
当時
(
たうじ
)
は
小岩
(
こいは
)
の
盛
(
さか
)
り
場
(
ば
)
に
働
(
はたら
)
いてゐたゝめ、
主人持
(
しゆじんもち
)
の
身
(
み
)
の
自由
(
じいう
)
がきかず、
暇
(
ひま
)
を
貰
(
もら
)
つてやつと
葬式
(
とむらひ
)
に
行
(
い
)
つたばかり。
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
その市川の草原には、
松戸
(
まつど
)
工兵学校や、千葉鉄道聯隊や、
世田
(
せた
)
ヶ
谷
(
や
)
自動車隊が、一夜のうちに急造した電灯装置ばかりの偽東京が、影も形もないほど、爆撃しつくされてあった。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と
直
(
すぐ
)
に墓場から
駈落
(
かけおち
)
をして、其の晩は遅いから
松戸
(
まつど
)
へ泊り、翌日宿屋を立って、あれから
古賀崎
(
こがざき
)
の
堤
(
どて
)
へかゝり、流山から
花輪村
(
はなわむら
)
鰭ヶ崎
(
ひれがさき
)
へ出て、鰭ヶ崎の
渡
(
わたし
)
を越えて
水街道
(
みずかいどう
)
へかゝり
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
道子
(
みちこ
)
は
上野
(
うへの
)
から
省線電車
(
しやうせんでんしや
)
に
乗
(
の
)
り
松戸
(
まつど
)
の
駅
(
えき
)
で
降
(
お
)
りたが、
寺
(
てら
)
の
名
(
な
)
だけは
思出
(
おもひだ
)
すことができたものゝ、その
場処
(
ばしよ
)
は
全
(
まつた
)
く
忘
(
わす
)
れてゐるので、
駅前
(
えきまへ
)
にゐる
輪
(
りん
)
タクを
呼
(
よ
)
んでそれに
乗
(
の
)
つて
行
(
ゆ
)
くと
吾妻橋
(新字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
貴隊は
松戸
(
まつど
)
附近より、東京の北東部にでて、まず環状線道路及び新宿駅を爆撃破壊したる後、東京市北部及び西部の繁華なる市街地に対し瓦斯弾攻撃を行い、住民をして恐怖せしめ
擾乱
(
じょうらん
)
を
空襲警報
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
市川新田
(
いちかわしんでん
)
、
八幡
(
やわた
)
、
船橋
(
ふなばし
)
、
国分村
(
こくぶむら
)
、
小松川
(
こまつがわ
)
、
松戸
(
まつど
)
辺から買いに来ます。
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“松”で始まる語句
松明
松
松茸
松火
松林
松脂
松籟
松葉
松魚
松風