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暖
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あつた
ふりがな文庫
“
暖
(
あつた
)” の例文
「
何
(
ど
)
うです
暖
(
あつた
)
かい
内
(
うち
)
に」と
主人
(
しゆじん
)
が
云
(
い
)
つたので、
宗助
(
そうすけ
)
は
始
(
はじ
)
めて
此
(
この
)
饅頭
(
まんぢゆう
)
の
蒸
(
む
)
して
間
(
ま
)
もない
新
(
あた
)
らしさに
氣
(
き
)
が
付
(
つ
)
いた。
珍
(
めづ
)
らしさうに
黄色
(
きいろ
)
い
皮
(
かは
)
を
眺
(
なが
)
めた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
少しなま
暖
(
あつた
)
かい
夜
(
よ
)
になると、もう一ぴき二ひき蚊が飛び出すやうになつて来た。蚊については面白い謎が一つある。
茶話:07 大正十四(一九二五)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それなら心配おしでないよ、誰もゐやしないし、今夜は
暖
(
あつた
)
かだよ。もしか誰ぞが来ても、おれがお前を
長上衣
(
スヰートカ
)
にくるんで、おれの帯をまいて、両腕で隠してやるよ。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:05 五月の夜(または水死女)
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
お
品
(
しな
)
は
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
つて
幾
(
いく
)
らか
暖
(
あたゝ
)
まつたがそれでも一
日
(
にち
)
冷
(
ひ
)
えた
所爲
(
せい
)
かぞく/\するのが
止
(
や
)
まなかつた。さうして
後
(
のち
)
に
近所
(
きんじよ
)
で
風呂
(
ふろ
)
を
貰
(
もら
)
つてゆつくり
暖
(
あつた
)
まつたら
心持
(
こゝろもち
)
も
癒
(
なほ
)
るだらうと
思
(
おも
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「向ふは大分
暖
(
あつた
)
かいだらう」と
序
(
ついで
)
同然の挨拶をした。すると、今度は寧ろ法
外
(
ぐわい
)
に
熱
(
ねつ
)
した具合で
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「それぢや
蕎麥粉
(
そばこ
)
でも
少
(
すこ
)
し
遣
(
や
)
らうかね
蕎麥掻
(
そばがき
)
でも
拵
(
こしら
)
へてたべた
方
(
はう
)
が
善
(
い
)
いよ、
蕎麥
(
そば
)
に
打
(
う
)
つちや
冷
(
ひ
)
えるが
蕎麥掻
(
そばがき
)
は
暖
(
あつた
)
まるといふからね」
内儀
(
かみ
)
さんは
木綿
(
もめん
)
で
作
(
つく
)
つた
袋
(
ふくろ
)
へ
蕎麥粉
(
そばこ
)
を二
升
(
しやう
)
ばかり
入
(
い
)
れて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「うむ、
少
(
すこ
)
し
芋
(
いも
)
足
(
た
)
して
暖
(
あつた
)
め
返
(
けえ
)
したんだ」
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“暖”の意味
《名詞》
(ダン 例示の成句で)あたたまること。
(出典:Wiktionary)
暖
常用漢字
小6
部首:⽇
13画
“暖”を含む語句
暖炉
生暖
温暖
暖炉棚
暖爐
瓦斯暖炉
暖簾
暖味
暖気
繩暖簾
暖室
暖房
瓦斯暖爐
御暖
縄暖簾
紺暖簾
暖簾口
寒暖
花暖簾
店暖簾
...