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戯
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たはむれ
ふりがな文庫
“
戯
(
たはむれ
)” の例文
旧字:
戲
「家家臘尽時。内感歳華移。安識郷人羨。全依祖考慈。」
戯
(
たはむれ
)
に「家内安全」の字を句首に用ゐて作つたものである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
越後の国
魚沼郡
(
うおぬまこほり
)
五日町といふ
駅
(
えき
)
に
近
(
ちか
)
き西の方に
低
(
ひく
)
き山あり、山の
裾
(
すそ
)
に
小溝
(
こみぞ
)
在
(
あり
)
、天明年中二月の
頃
(
ころ
)
、そのほとりに
童
(
わらべ
)
どもあつまりてさま/″\の
戯
(
たはむれ
)
をなして
遊倦
(
あそびうみ
)
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
青年の時代に
克
(
よ
)
くある一種の迷想から、丁度一生の運命を一時の
戯
(
たはむれ
)
に占ふやうに見える。『
内
(
イン
)
』と受けた文平もさるもの。
故意
(
わざ
)
と丑松の方角を避けて、うろ/\する仙太の
虚
(
すき
)
を
衝
(
つ
)
いた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
此
(
この
)
人は
我楽多文庫
(
がらくたぶんこ
)
の
第
(
だい
)
二
期
(
き
)
の
頃
(
ころ
)
既
(
すで
)
に入社して
居
(
ゐ
)
たのであるが、
文庫
(
ぶんこ
)
には書いた物を出さなかつた、
俳諧
(
はいかい
)
は
社中
(
しやちう
)
の
先輩
(
せんぱい
)
であつたから、
戯
(
たはむれ
)
に
宗匠
(
そうせう
)
と
呼
(
よ
)
んで
居
(
ゐ
)
た、
神田
(
かんだ
)
の
五十稲荷
(
ごとふいなり
)
の
裏
(
うら
)
に
住
(
す
)
んで
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
をさな
氣
(
ぎ
)
の
戯
(
たはむれ
)
ならず、
蝋
(
らふ
)
の火は輕き
焔
(
ほのほ
)
に
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
▼ もっと見る
梅が
子
(
み
)
を結ぶ毎に、少年等はこれを摘み取り、
相擲
(
あひなげう
)
つて
戯
(
たはむれ
)
とした。当時未だ曾て
梅子
(
ばいし
)
の黄なるを見るに及ばなかつたのである。既にして榛軒が歿し、弟子が散じた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
かかる
戯
(
たはむれ
)
を
作
(
な
)
して
憚
(
はばか
)
らず、女も為すままに
信
(
まか
)
せて
咎
(
とが
)
めざる彼等の
関繋
(
かんけい
)
は
抑
(
そもそ
)
も
如何
(
いかに
)
。事情ありて十年来鴫沢に
寄寓
(
きぐう
)
せるこの
間貫一
(
はざまかんいち
)
は、
此年
(
ことし
)
の夏大学に
入
(
い
)
るを待ちて、宮が
妻
(
めあは
)
せらるべき人なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
戯
常用漢字
中学
部首:⼽
15画
“戯”を含む語句
悪戯
戯言
調戯
遊戯
戯談
戯謔
串戯
惡戯
児戯
冗戯
戯曲
悪戯盛
悪戯気
戯作
戯弄
戯場
博戯
悪戯児
演戯
悪戯好
...