“悪戯児”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いたずらっこ75.0%
いたずらこ12.5%
いたづらつこ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口を開き眼をき出し、頬をふくらせ小鼻を怒らせ、気味の悪い三白眼をキラキラ光らせた悪戯児いたずらっこらしい顔で、すなわち甚太郎の顔なのである。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
手網を振廻している悪戯児いたずらこ。ぶらんこを揺すっている洋服の娘。小さい滝の岸に座って、手を延ばしている七八歳の少女——その手の先には水蓮がある。何かしらわめいているエプロンの小娘。
畳まれた町 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
少年は悪戯児いたづらつこらしく、このビラを眺めてにやりにやりと笑ひながら、忍び足で、めざす建物に接近して行つた。
小熊秀雄全集-15:小説 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)