“悪戯書”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡戲書
読み方割合
いたずらがき50.0%
いたずらが25.0%
いたづらが25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盗み出した犯人が、無意味な悪戯書いたずらがきをして証拠を残すような愚かな事をする筈は無い。私は、この二行の文字から、少くともこれだけの事を判断することが出来ると思う——
女記者の役割 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
何か? と孫兵衛、ズルズルと畳へ長くひき伸ばしてみると、どうだろう! まるで悪戯書いたずらがきをしたような大きな文字で、墨黒々、こんな文句がなすってある。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何かにりつかうと思つて、努力もした。時には作品を或る新聞に掲げたりした。雑誌に悪戯書いたづらがきをして、いくらか前途を祝福されたこともあつた。筆耕をしたり、役所へ出たりした事もあつた。
(新字旧仮名) / 徳田秋声(著)