悪戯児いたずらっこ)” の例文
口を開き眼をき出し、頬をふくらせ小鼻を怒らせ、気味の悪い三白眼をキラキラ光らせた悪戯児いたずらっこらしい顔で、すなわち甚太郎の顔なのである。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
悪戯児いたずらっこ悪関係こだわりから、火の番の立話、小紅屋へ寄ったまで、ちょっと時間が取れている。昼間近所へ振売だ、と云う。そんなお尻は鳶のつつくが落だ、と云う。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
悪戯児いたずらっこらしい上の空のぼんやりした多少ゆがみ加減の微笑を浮かべるのだった。
帆村の眼が悪戯児いたずらっこのように光った。
地獄の使者 (新字新仮名) / 海野十三(著)
レザールはその眼をグルグルと廻し、彼独特の悪戯児いたずらっこのような、無邪気だけれど意地の悪い、微妙な笑いを洩らしたものの、夫人のしおれた様子を見るとすぐその笑いを引っ込ませた。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
近所の悪戯児いたずらっこらと石合戦をしたりすることだった。
悪戯児いたずらっこらしい甚太郎の顔がにわかにこの時険悪となったが
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)