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成立
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なりたち
ふりがな文庫
“
成立
(
なりたち
)” の例文
しかし「武鑑」の
成立
(
なりたち
)
を考えて見れば、この誤謬の多いのは当然で、それはまた他書によって
正
(
ただ
)
すことが容易である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
安く送らん事
最々
(
いと/\
)
容易
(
ようい
)
の
業
(
わざ
)
ながら忠相ぬしつら/\
渠
(
かれ
)
を見るに
貴介
(
きかい
)
公子
(
こうし
)
の
落胤
(
らくいん
)
に
似氣
(
にげ
)
なく
奸佞
(
かんねい
)
面に顯れ居れば
意
(
こゝろ
)
許
(
ゆる
)
せぬ
曲者
(
くせもの
)
なりと夫が
成立
(
なりたち
)
よりの事柄を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
契
(
ちぎ
)
りは
深
(
ふか
)
き
祖先
(
そせん
)
の
縁
(
えん
)
に
引
(
ひ
)
かれて
樫
(
かし
)
の
實
(
み
)
の
一人子同志
(
ひとりこどうし
)
、いひなづけの
約
(
やく
)
成立
(
なりたち
)
しはお
高
(
たか
)
がみどりの
振分髮
(
ふりわけがみ
)
をお
煙草盆
(
たばこぼん
)
にゆひ
初
(
そ
)
むる
頃
(
ころ
)
なりしとか、さりとては
長
(
なが
)
かりし
年月
(
としつき
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
詐偽も糞もあるもんか。商人は儲けさへすりやア些と位人に迷惑を掛けても
関
(
かま
)
はんのだ。今の
大頭株
(
あほあたまかぶ
)
を見給へ、紳商面をして澄ましてやがるが、
成立
(
なりたち
)
は
悉皆
(
みんな
)
僕等と仝じ事だ。
貧書生
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
「
私
(
あっし
)
は早晩洋服屋って商売は駄目になると思うね。
羅紗
(
らしゃ
)
屋と裁縫師、その間に洋服屋なんて云う商人とも職工ともつかぬ、不思議な商売の
成立
(
なりたち
)
を許さない時期が、今にきっと来ると思いますね」
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
其
(
その
)
惡事
(
あくじ
)
例
(
たと
)
へば
殺人罪
(
さつじんざい
)
の
如
(
ごと
)
き
惡事
(
あくじ
)
は
意味
(
いみ
)
もなく、
原因
(
げんいん
)
も
無
(
な
)
きものと
云
(
い
)
ふを
得
(
う
)
べきや、
之
(
これ
)
を
心理的
(
しんりてき
)
に
解剖
(
かいぼう
)
して
仔細
(
しさい
)
に
其
(
その
)
罪惡
(
ざいあく
)
の
成立
(
なりたち
)
に
至
(
いたる
)
までの
道程
(
みちのり
)
を
描
(
ゑが
)
きたる
一書
(
いつしよ
)
を
淺薄
(
せんはく
)
なりとして
斥
(
しりぞ
)
くる
事
(
こと
)
を
得
(
う
)
べきや。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
『法苑珠林』五三に竜樹の
成立
(
なりたち
)
を述べて、〈南天竺国、梵志の種の大豪貴の家に出づ、云々。弱冠にして名を馳せ、
擅
(
ほしいま
)
まに諸国を歩み、天文地理、星緯
図讖
(
としん
)
、および余の道術、綜練せざるは無し。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
この通りで慶應義塾の
成立
(
なりたち
)
は、教師の人々がこの塾を自分のものと思うて勉強したからの事です。決して私一人の力に叶う事ではない。人間万事余り世話をせずに放任主義の方が宜いかと思われます。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
吉野の遊の
成立
(
なりたち
)
を明にせむがために、わたくしは先づ游稿の文を節録する。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“成立”の解説
成立(せいりつ)とは、物事が出来上がる(すなわち成る)ことである。ここでは法律用語における成立について解説する。
(出典:Wikipedia)
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“成”で始まる語句
成
成程
成就
成行
成敗
成人
成仏
成長
成功
成績