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弥吉
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やきち
ふりがな文庫
“
弥吉
(
やきち
)” の例文
新吉
(
しんきち
)
は、九つのとき、ほんの一
夜
(
や
)
、
病気
(
びょうき
)
になって
臥
(
ね
)
たばかりで
死
(
し
)
んでしまいました。
弥吉
(
やきち
)
じいさんの、
歎
(
なげ
)
きは
一通
(
ひととお
)
りでありません。
都会はぜいたくだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いや、
馬鹿
(
ばか
)
と
鋏
(
はさみ
)
は使ひやうだ、お
前
(
まへ
)
は
嫌
(
きら
)
ひだが、
己
(
おれ
)
は
嗜
(
すき
)
だ……
弥吉
(
やきち
)
や
何処
(
どこ
)
へ
往
(
い
)
つた、
弥吉
(
やきち
)
イ。弥「えゝー。長「フヽヽ返事が
面白
(
おもしろ
)
いな……さ
此方
(
こつち
)
へ
来
(
こ
)
い。弥 ...
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それも言いかわした相手がうちの手代の
弥吉
(
やきち
)
じゃ、とこのようなことを申しましたのでな、腹が立つやら、情けないやらで、むやみとがみがみしかりつけたのでござります。
右門捕物帖:15 京人形大尽
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
当時の生徒で、今名を知られているものは
山路愛山
(
やまじあいざん
)
さんである。通称は
弥吉
(
やきち
)
、浅草
堀田原
(
ほったはら
)
、後には
鳥越
(
とりごえ
)
に住んだ幕府の天文
方
(
かた
)
山路氏の
裔
(
えい
)
で、
元治
(
げんじ
)
元年に生れた。この年二十三歳であった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
菊枝は前の囲者が居た時分から、縁あってちょいちょい遊びに行ったが、今のお縫になっても相変らず、……きっとだと、
両親
(
ふたおや
)
が指図で、小僧兼内弟子の
弥吉
(
やきち
)
というのを
迎
(
むかい
)
に出すことにした。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
弥吉
(
やきち
)
じいさんの
孫
(
まご
)
に、
新吉
(
しんきち
)
という
少年
(
しょうねん
)
がありました。おかねとは
仲
(
なか
)
よしでありました。
新吉
(
しんきち
)
には
両親
(
りょうしん
)
がなく、おじいさんに
育
(
そだ
)
てられたのであります。
都会はぜいたくだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それが
厭
(
いや
)
だから
己
(
おれ
)
の
代
(
かは
)
りに
彼
(
あ
)
の
弥吉
(
やきち
)
の
馬鹿野郎
(
ばかやらう
)
を
遣
(
や
)
つて、一
度
(
ど
)
でこり/\するやうにしてやらう。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
このとき、
彼女
(
かのじょ
)
の
頭
(
あたま
)
に、
弥吉
(
やきち
)
じいさんの
顔
(
かお
)
が
浮
(
う
)
かびました。じいさんは、
川魚
(
かわうお
)
をとって
生活
(
せいかつ
)
したのであります。どんな
暗
(
くら
)
い
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
る
晩
(
ばん
)
も
出
(
で
)
かけてゆきました。
都会はぜいたくだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
止
(
よ
)
し遊ばせよ、あなたは
彼
(
あれ
)
を
怜悧
(
りこう
)
と
思召
(
おぼしめ
)
して目を
掛
(
か
)
けていらツしやいますが、
今朝
(
けさ
)
も
合羽屋
(
かつぱや
)
の
乳母
(
おんば
)
さんが店でお
坊
(
ばう
)
さんを遊ばして
居
(
ゐ
)
る
傍
(
そば
)
で、
弥吉
(
やきち
)
が自分の
踵
(
かゝと
)
の皮を
剥
(
む
)
いて
喰
(
た
)
べさせたりして
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
弥
常用漢字
中学
部首:⼸
8画
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“弥”で始まる語句
弥
弥生
弥陀
弥撒
弥次馬
弥勒
弥次
弥々
弥縫
弥増