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太
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ひど
ふりがな文庫
“
太
(
ひど
)” の例文
そのアバラケを今日カワラケと
訛
(
なま
)
ったので、おまはんも二月号に旧伝に絶えてなきを饅頭と名づく、これかえって
太
(
ひど
)
く凶ならず
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
お夏さんが
太
(
ひど
)
く気にしていますがね、もとより金目にかかわったことじゃありません、あの姉さんのことですから、へい。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
外「これ/\何だ、何を馬鹿を申す、少々
逆上
(
のぼせ
)
て
居
(
お
)
る様子、只今御酒を戴きましたので、惣衞
彼
(
かれ
)
に
成代
(
なりかわ
)
ってお詫をいたします、富彌儀
太
(
ひど
)
く
逆上
(
ぎゃくじょう
)
をして
居
(
お
)
る様子で」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それを言出すと
太
(
ひど
)
く
慍
(
おこ
)
られるのだ、一番それを慍るよ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
幸い身を以て
遁
(
のが
)
れ得たら
太
(
ひど
)
く驚いて何処かへ頭痛が散ってしまうのである(一九一五年版ガスター著『
羅馬尼
(
ルーマニア
)
禽獣譚』)。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
と
太
(
ひど
)
く疲れたらしく、弱々とその一人が、もっとも夜更しのせいもあろう、髪もぱらつく、顔色も沈んでいる。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さて權六という
米搗
(
こめつき
)
が、東山家に数代伝わるところの
重宝
(
じゅうほう
)
白菊の皿を箱ぐるみ
搗摧
(
つきくだ
)
きながら、
自若
(
じじゃく
)
として居りますから、作左衞門は
太
(
ひど
)
く
憤
(
おこ
)
りまして、顔の色は変り、唇をぶる/\
顫
(
ふる
)
わし
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
馬また象と駱駝を
畏
(
おそ
)
れ(ヘロドトス、一巻八十章、テンネント『
錫蘭
(
セイロン
)
博物志』二章参照)、蒙古の
小馬
(
ポニー
)
や騾は
太
(
ひど
)
く駱駝を怖れる故専ら夜旅させ
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
先年
(
せんねん
)
、
麹町
(
かうぢまち
)
の
土手三番町
(
どてさんばんちやう
)
の
堀端寄
(
ほりばたより
)
に
住
(
す
)
んだ
借家
(
しやくや
)
は、
太
(
ひど
)
い
濕氣
(
しけ
)
で、
遁出
(
にげだ
)
すやうに
引越
(
ひつこ
)
した
事
(
こと
)
がある。
くさびら
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「そう、餅屋の姉さんかい……そして何だぜ、あの芝居の
厠
(
べんじょ
)
に番をしている、
爺
(
じい
)
さんね、大どんつくを着た
逞
(
たくま
)
しい
親仁
(
おやじ
)
だが、影法師のように見える、
太
(
ひど
)
く、よぼけた、」
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「風がねえで、えら
太
(
ひど
)
い蜘蛛の巣だ。仁右衛門、お
前
(
めえ
)
、はあ、先へ立って、よく何ともねえ。」
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と居士が、
太
(
ひど
)
く
怯
(
おび
)
えた声で
喚
(
わめ
)
いた。私もぎょっとして
後
(
あと
)
へ
退
(
さが
)
った。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それに、はじめお雪さんを無理強いにした
言草
(
いいぐさ
)
が、私の内の楓の樹で、それをお雪さんが
太
(
ひど
)
く
庇
(
かば
)
って
伐
(
き
)
らさなかったからこんなことが起ったんだってね、……そしてなぜ楓の樹を伐らさなかったろう。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「貴下は
太
(
ひど
)
くその
顔色
(
がんしょく
)
が悪いですね。」
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「いいえ、しかし何ですわ。うっかりした話はいたされませんね。私も
吃驚
(
びっくり
)
しました、だって泣きようが
太
(
ひど
)
いのですもの。
厭
(
いや
)
な人ねえ。貢さん、私ゃ
懲々
(
こりこり
)
したよ。もうもうこんなことは聞かせません。」と半ばは
怨顔
(
うらみがお
)
なるぞ詮方なき。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
太
(
ひど
)
く書生ぶって
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
“太”を含む語句
太陽
猶太人
墺太利
伊太利
太夫
猶太
太子
太息
太刀
太古
太股
以太利
太陽様
太政官符
太々
樺太
太郎
太棹
太初
大太鼓
...