“大太鼓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおだいこ71.4%
おほだいこ14.3%
おおたいこ7.1%
おおど7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空虚の舞台にはしばらくのあいだ、波の音を思わせるらしい、大太鼓おおだいこの音がするだけだった。と、たちまち一方から、盲人が一人歩いて来た。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
絶えざる低い大太鼓おほだいこの音に例のごとく板をバタバタたゝく音がきこえて、左手の辻番つじばん小屋のかげから仲間ちゆうげんござかゝへた女とが大きな声で争ひながら出て来る。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
府中の方から大国魂神社の大太鼓おおたいこがドン/\とはるかひびいて来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
二番太鼓の大太鼓おおどのほうを二つ目の私が打つことになったのですが、このときに私の打った大太鼓がたいそう本筋だと席亭からほめられて、そのために今度は二つ目でなく
初看板 (新字新仮名) / 正岡容(著)