“大太”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいた50.0%
ダイタ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その子は逞しく育ち、まだ十歳にもならぬというのに背は高く顔は長く、七歳で元服させた。祖父の名が大太夫だいたいふというので、大太だいたと名づけた。夏も冬もこの子の手足に何時もあかぎれがあった。
其孫にあたる人を「あかゞり大太ダイタ」と言つて、鱗の様に皮膚がきれて居たと言ふ。其からして、緒方氏の家長になる人には、皆背中に鱗が生えて居るとある。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)