“おおだいこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大太鼓83.3%
大太皷8.3%
大幇間8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絶えざる低い大太鼓おおだいこの音に例の如く板をバタバタたたく音が聞えて、左手の辻番小屋のかげから仲間ちゅうげんござを抱えた女とが大きな声で争いながら出て来る。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
わずか大太皷おおだいこ打叩うちたたきて水声すいせい風声ふうせい等を想像せしむるが如き簡単なる技巧は到底複雑なる西洋オペラの企て得ざる処にして
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
其の頃数寄屋町すきやちょうにいた清元三八きよもとさんぱちという幇間たいこもちでございますが、幇間にも種々いろ/\有りまして、野幇間のだいこもあれば吉原の大幇間おおだいこもあります、町の幇間たいこでも一寸ちょっと品のいのもあれば、がら/\致して
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)