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いんしやう
ふりがな文庫
“
印象
(
いんしやう
)” の例文
それが
學年
(
がくねん
)
の
始
(
はじま
)
りだつたので、
京都
(
きやうと
)
へ
來
(
き
)
て
日
(
ひ
)
のまだ
淺
(
あさ
)
い
宗助
(
そうすけ
)
には
大分
(
だいぶん
)
の
便宜
(
べんぎ
)
であつた。
彼
(
かれ
)
は
安井
(
やすゐ
)
の
案内
(
あんない
)
で
新
(
あた
)
らしい
土地
(
とち
)
の
印象
(
いんしやう
)
を
酒
(
さけ
)
の
如
(
ごと
)
く
吸
(
す
)
ひ
込
(
こ
)
んだ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
二十七八の丈夫さうな男ですが、渡り中間のすれつからしなところがなくて、なか/\良い
印象
(
いんしやう
)
を與へます。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
で
全体
(
ぜんたい
)
を
綜合
(
そうがふ
)
した
処
(
ところ
)
で、
私
(
わたし
)
の
頭
(
あたま
)
に
残
(
のこ
)
つた
印象
(
いんしやう
)
と
云
(
い
)
ふのは——
初
(
はじ
)
めての
出会
(
であひ
)
は
小川町
(
をがはちやう
)
あたりの
人込
(
ひとごみ
)
のなかであつたらしく、
女
(
をんな
)
の
袖
(
そで
)
へ
名刺
(
めいし
)
でも
投込
(
なげこ
)
んだのが
抑
(
そもそ
)
もの
発端
(
はじまり
)
で、二
度目
(
どめ
)
に
同
(
おな
)
じ
通
(
とほり
)
で
会
(
あ
)
つたとき
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
午後の七時の
印象
(
いんしやう
)
はかくて
夜
(
よ
)
に入る。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
啣
(
くは
)
え
烟草
(
たばこ
)
の
烟
(
けむ
)
を
秋
(
あき
)
の
日
(
ひ
)
に
搖
(
ゆら
)
つかせながら、ぶら/\
歩
(
ある
)
いてゐるうちに、どこか
遠
(
とほ
)
くへ
行
(
い
)
つて、
東京
(
とうきやう
)
と
云
(
い
)
ふ
所
(
ところ
)
はこんな
所
(
ところ
)
だと
云
(
い
)
ふ
印象
(
いんしやう
)
をはつきり
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
へ
刻
(
きざ
)
み
付
(
つ
)
けて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
けれども
彼
(
かれ
)
の
頭
(
あたま
)
には
其日
(
そのひ
)
の
印象
(
いんしやう
)
が
長
(
なが
)
く
殘
(
のこ
)
つてゐた。
家
(
うち
)
へ
歸
(
かへ
)
つて、
湯
(
ゆ
)
に
入
(
はひ
)
つて、
燈火
(
ともしび
)
の
前
(
まへ
)
に
坐
(
すわ
)
つた
後
(
のち
)
にも、
折々
(
をり/\
)
色
(
いろ
)
の
着
(
つ
)
いた
平
(
ひら
)
たい
畫
(
ゑ
)
として、
安井
(
やすゐ
)
と
御米
(
およね
)
の
姿
(
すがた
)
が
眼先
(
めさき
)
にちらついた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“印象”の意味
《名詞》
印 象(いんしょう)
見聞きした事物が人の心に与える直接的な感じ。
強く押しつけることによって外形や輪郭を写し取ること。またそのようにして写し取った型。
(出典:Wiktionary)
印
常用漢字
小4
部首:⼙
6画
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
“印象”で始まる語句
印象深
印象派畫工