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なんきん
ふりがな文庫
“
南京
(
なんきん
)” の例文
「さあ、いらはいいらはい。ナガサキ
南京
(
なんきん
)
手品ある。太夫さん、
椿嬢
(
ちんじょう
)
、
蓮紅嬢
(
れんこうじょう
)
かけ合いの
槍投
(
やりな
)
げ、火を
放
(
つ
)
けて
籠抜
(
かごぬ
)
けやる。看板に嘘ない」
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それがシナ人の間に最も信ぜられていて、
南京
(
なんきん
)
町の住人たちは、くれぬなら買って行こうと現金主義をさらけ出して、係員をてこずらせる。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
豊
(
とよ
)
は碁石の
清拭
(
きよぶ
)
きせよ。
利介
(
りすけ
)
はそれそれ
手水鉢
(
ちょうずばち
)
、糸目の
椀
(
わん
)
は
土蔵
(
くら
)
にある。
南京
(
なんきん
)
染付け
蛤皿
(
はまぐりざら
)
、それもよしかこれもよしか、光代、光代はどこにいる。
書記官
(新字新仮名)
/
川上眉山
(著)
溥洽
(
ふこう
)
は建文帝の
主録僧
(
しゅろくそう
)
なり。初め帝の
南京
(
なんきん
)
に入るや、建文帝僧となりて
遁
(
のが
)
れ去り、溥洽
状
(
じょう
)
を知ると言うものあり、
或
(
あるい
)
は溥洽の所に
匿
(
かく
)
すと
云
(
い
)
うあり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
取扱うや、概して科学者の態度だ。すなわち実験室において、
南京
(
なんきん
)
兎を注射するごとく、もしくは解剖室において、解剖刀を
揮
(
ふる
)
うがごとくであった、云々
西鶴と科学
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
▼ もっと見る
痛快
(
つうくわい
)
だ! ……
宜
(
よろ
)
しい、
鬼
(
おに
)
を
食
(
く
)
つ
了
(
ちま
)
ひなさい、と
景気
(
けいひ
)
をつけて、
肥
(
ふと
)
つた
奴
(
やつ
)
を、こんがりと
南京
(
なんきん
)
の
中皿
(
ちうざら
)
へ
装込
(
もりこ
)
むだのを、
私
(
わたし
)
が
気
(
き
)
をつけて、
大事
(
だいじ
)
に
毮
(
むし
)
つて、
箸
(
はし
)
で
哺
(
ふく
)
めたんですが
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
妹は長崎に居ります間に、唐人屋敷の
南京
(
なんきん
)
人から或る秘密を伝えられたそうで、暗夜に白い蝶を飛ばして千人の眼をおどろかせれば、いかなる
心願
(
しんがん
)
も
成就
(
じょうじゅ
)
すると云うのでござります。
半七捕物帳:69 白蝶怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
田代
南京
(
なんきん
)
から来た
劉鯤
(
りうこん
)
と云へば、ほかに誰がゐる。
昨今横浜異聞(一幕)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
すっとんきょうな
南京
(
なんきん
)
さんがお
三
(
さん
)
かたござった。
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
南京
(
なんきん
)
の
羹
(
あつもの
)
を我に食はしめし夏汀が
嬬
(
つま
)
は美しきかな
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
わかい
南京
(
なんきん
)
さんは
涙顔
(
なみだがほ
)
。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
南京
(
なんきん
)
さんの 言葉は
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
糸車の古いのを、雪隠の天井へ投げ込んで置いたまま、久しくなって忘れていたのを、鼠めが車の輪へつかまって、
南京
(
なんきん
)
鼠のように曲芸をやっておもしろがっていたのだ。
おばけの正体
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
耳許
(
みみもと
)
にドンと一発、船頭も驚いてしゃっきり立つと、目の
前
(
さき
)
へ、火花が糸を引いて
※
(
ぱっ
)
と散って、
川面
(
かわづら
)
で消えたのが二ツ三ツ、不意に
南京
(
なんきん
)
花火を揚げたのは寝ていたかの男である。
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「おっと、それどころじゃねえ」すぐ
性根
(
しょうね
)
になった。「この大金、もしものことがあった日にゃ、お眼がねで供をしてきた正直
多市
(
たいち
)
がどうなるんだ」とうとう
南京
(
なんきん
)
手品を
諦
(
あきら
)
めて歩きだした。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すっとんきょうな
南京
(
なんきん
)
さん
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
南京
(
なんきん
)
さんは
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
南京
(
なんきん
)
さん
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
唐人の阿魔なんぞに
惚
(
ほ
)
れられやあがって、この
合
(
あい
)
の子め、
手前
(
てめえ
)
、
何
(
なん
)
だとか、
彼
(
か
)
だとかいうけれどな、
南京
(
なんきん
)
に惚れられたもんだから、それで支那の介抱をしたり、
贔負
(
ひいき
)
をしたりして
海城発電
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
唐人
(
とうじん
)
の
阿魔
(
あま
)
なんぞに
惚
(
ほ
)
れられやあがつて、この
合
(
あい
)
の
子
(
こ
)
め、
手前
(
てめえ
)
、何だとか、
彼
(
か
)
だとかいふけれどな、
南京
(
なんきん
)
に惚れられたもんだから、それで支那の介抱をしたり、
贔負
(
ひいき
)
をしたりして
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“南京”の意味
《固有名詞》
南 京 (なんきょう, なんきん)
中国江蘇省の省都。
(出典:Wiktionary)
“南京(南京市)”の解説
南京市(ナンキンし、zh: 南京市、Nánjīng ()、en: Nanjing/Nanking、南京官話:Lang
2
jin
1
)は、中華人民共和国江蘇省の省都。
(出典:Wikipedia)
南
常用漢字
小2
部首:⼗
9画
京
常用漢字
小2
部首:⼇
8画
“南京”で始まる語句
南京虫
南京豆
南京玉
南京米
南京路
南京鼠
南京繻子
南京街
南京錠
南京町