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二百十日
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にひやくとをか
ふりがな文庫
“
二百十日
(
にひやくとをか
)” の例文
兎角
(
とかく
)
するうちに
節
(
せつ
)
は
立秋
(
りつしう
)
に
入
(
い
)
つた。
二百十日
(
にひやくとをか
)
の
前
(
まへ
)
には、
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
いて、
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
つた。
空
(
そら
)
には
薄墨
(
うすずみ
)
の
煑染
(
にじ
)
んだ
樣
(
やう
)
な
雲
(
くも
)
がしきりに
動
(
うご
)
いた。
寒暖計
(
かんだんけい
)
が二三
日
(
にち
)
下
(
さ
)
がり
切
(
き
)
りに
下
(
さ
)
がつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
二百十日
(
にひやくとをか
)
の
落水
(
おとしみづ
)
に、
鯉
(
こひ
)
、
鮒
(
ふな
)
、
鯰
(
なまづ
)
を
掬
(
すく
)
はんとて、
何處
(
どこ
)
の
町内
(
ちやうない
)
も、若い
衆
(
しう
)
は、
田圃
(
たんぼ
)
々々
(
/\
)
へ
總出
(
そうで
)
で
騷
(
さわ
)
ぐ。
子供
(
こども
)
たち、
二百十日
(
にひやくとをか
)
と
言
(
い
)
へば、
鮒
(
ふな
)
、カンタをしやくふものと
覺
(
おぼ
)
えたほどなり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其處
(
そこ
)
で
薄汚
(
うすよご
)
れた
襪
(
したぐつ
)
に
成
(
な
)
つて、
肩
(
かた
)
から
廂
(
ひさし
)
へ、
大屋根
(
おほやね
)
へ
這上
(
はひあが
)
つて、
二百十日
(
にひやくとをか
)
と
云
(
い
)
ふ
形
(
かたち
)
で、やつとこな、と
帽子
(
ばうし
)
を
掴
(
つか
)
むと、
下
(
した
)
の
奴
(
やつ
)
は
甜瓜
(
まくは
)
かじりに
靴
(
くつ
)
を
掴
(
つか
)
んで、
一目散
(
いちもくさん
)
。
人込
(
ひとごみ
)
の
中
(
なか
)
へまぎれて
候
(
さふらふ
)
。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
二百十日
(
にひやくとをか
)
もおなじこと、
日記
(
につき
)
を
誌
(
しる
)
す
方々
(
かた/″\
)
は、
一寸
(
ちよつと
)
日
(
ひ
)
づけを
御覽
(
ごらん
)
を
願
(
ねが
)
ふ、
雨
(
あめ
)
も
晴
(
はれ
)
も、
毎年
(
まいねん
)
そんなに
日
(
ひ
)
をかへないであらうと
思
(
おも
)
ふ。
現
(
げん
)
に
今年
(
ことし
)
、この
四月
(
しぐわつ
)
は、
九日
(
こゝぬか
)
、
十日
(
とをか
)
、
二日
(
ふつか
)
續
(
つゞ
)
けて
大風
(
おほかぜ
)
であつた。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“二百十日”の意味
《名詞》
二百十日(にひゃくとおか)
雑節の一つ。9月1日あたり。立春から210日目。
(出典:Wiktionary)
“二百十日”の解説
二百十日(にひゃくとおか)は、雑節のひとつで、立春を起算日として210日目(立春の209日後の日)である。日付ではおよそ9月1日ごろである。台風の多い日もしくは風の強い日といわれるが、必ずしも事実ではない。
(出典:Wikipedia)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
百
常用漢字
小1
部首:⽩
6画
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“二百”で始まる語句
二百
二百年
二百三高地
二百二十四号
二百六十八種
二百万
二百倍
二百米
二百羽
二百里