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二晩
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ふたばん
ふりがな文庫
“
二晩
(
ふたばん
)” の例文
それはさて
置
(
お
)
き、
命
(
みこと
)
はその
際
(
さい
)
は
二晩
(
ふたばん
)
ほどお
泊
(
とま
)
りになって、そのままお
帰
(
かえ
)
りになられましたが、やがて
帝
(
みかど
)
のお
裁可
(
ゆるし
)
を
仰
(
あお
)
ぎて
再
(
ふたた
)
び
安芸
(
あき
)
の
国
(
くに
)
にお
降
(
くだ
)
り
遊
(
あそ
)
ばされ
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
是
(
こ
)
れは誠に珍らしい原書で
御在
(
ござい
)
ますが、
何時
(
いつ
)
まで
此処
(
ここ
)
に拝借して居ることが出来ましょうかと云うと、「
左様
(
さよう
)
さ。
何
(
いず
)
れ黒田侯は
二晩
(
ふたばん
)
とやら大阪に泊ると云う。 ...
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
わざ/\電報を掛けて迄逢ひたがる妹なら、日曜の
一晩
(
ひとばん
)
や
二晩
(
ふたばん
)
を
潰
(
つぶ
)
したつて惜しくはない筈である。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
車夫
(
しゃふ
)
はがら/\引いてまいりますと、積んで来た荷の中の死骸が腐ったも道理、小春なぎの
暖
(
あたゝか
)
い時分に
二晩
(
ふたばん
)
留
(
と
)
め、又
打
(
うち
)
かえって寒くなり、雨に当り、いきれましたゆえ、臭気
甚
(
はなはだ
)
しく
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其
(
それ
)
も
突
(
つゝ
)
かけに
夜昼
(
よるひる
)
かけて
此処
(
こゝ
)
まで
来
(
き
)
たなら、まだ/\
仕事
(
しごと
)
の
手前
(
てまへ
)
、
山
(
やま
)
にも
水
(
みづ
)
にも
言訳
(
いひわけ
)
があるのに……
彼方
(
あつち
)
へ
二晩
(
ふたばん
)
此方
(
こつち
)
へ
三晩
(
みばん
)
、
泊
(
とま
)
り
泊
(
とま
)
りの
道草
(
みちくさ
)
で、——
花
(
はな
)
には
紅
(
くれなゐ
)
、
月
(
つき
)
には
白
(
しろ
)
く、
処々
(
ところ/″\
)
の
温泉
(
をんせん
)
を
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
二晩
(
ふたばん
)
おきに
悲しき玩具
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
それじゃア
二晩
(
ふたばん
)
来たのは幽霊だッたかと思うと、ぞっと身の毛がよだつ程怖くなった
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
蘇士
(
スエズ
)
から上陸して蒸気車に乗て、
埃及
(
エジプト
)
のカイロ府に
着
(
つい
)
て
二晩
(
ふたばん
)
ばかり泊り、それから地中海に出て、
其処
(
そこ
)
から又船に乗て
仏蘭西
(
フランス
)
の
馬塞耳
(
マルセイユ
)
、ソコデ蒸汽車に乗て
里昂
(
リオン
)
に一泊、
巴里
(
パリ
)
に着て滞在
凡
(
およ
)
そ二十日
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
さあ、
此処
(
ここ
)
からが
目差
(
めざ
)
す
御山
(
おやま
)
というまでに、
辻堂
(
つじどう
)
で
二晩
(
ふたばん
)
寝ました。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
晩
常用漢字
小6
部首:⽇
12画
“二”で始まる語句
二人
二
二十歳
二十
二月
二十日
二日
二重
二個
二間