“蘇士”の読み方と例文
読み方割合
スエズ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘇士スエズ運河 砂漠は両岸につらなり、暑熱を送る風が去来する。蘇士スエズに今や船は碇泊しようとし、国境の山々は夕陽に紅く照りはえている。)
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)
彼は前年蘇士スエズ運河の船中で、船房の中まで舞い込む砂あらしに駭いたことがある。武蔵野の土あらしも、やわかおとる可き。遠方から見れば火事の煙。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
三月二十一日 午後三時、蘇士スエズ入港。陸路カイロに到りメトロポリタン・ホテル一泊。
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)