“じゆんくわい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巡廻33.3%
巡囘33.3%
巡回33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一年あるとし巡廻じゆんくわいしたことります。わたくし七才なゝつときです。ころは、いま温泉をんせんかつたやうですね。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ちゝところ巡廻じゆんくわいしたせつ何処どこ山蔭やまかげちひさなだうに、うつくし二十はたちばかりのをんなの、めづらしい彫像てうざうつたのを、わたくし玩弄おもちやにさせうと、堂守だうもり金子かねつて、とものものにたせてかへつたのを、ほか姉妹きやうだいもなし
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ゆきはいよ/\つもるともむべき氣色けしきすこしもえず往來ゆきゝ到底とてもなきことかと落膽らくたんみゝうれしや足音あしおとかたじけなしとかへりみれば角燈かくとうひかゆきえい巡囘じゆんくわい査公さこうあやしげに
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
右一行中小西技師は躰量たいりやう二十三貫の大躯たいくなれ共つねに県下巡回じゆんくわいめ山野の跋渉ばつせうれ、余のごときはと山間のさんにしてくわふるに博物採集はくぶつさいしうめ深山幽谷を跋渉はつせうするの経験けいけん
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)