“じゅんかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巡回75.0%
巡廻25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私が、ランチにのって、港内を真夜中の巡回じゅんかいをやっていますと、海面にへんなものを発見したんです。船でもないのですが、海面を相当のスピードで進んでいくものがある。
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
寝ずの番の店員たちが、時間をきめて、家中を巡回じゅんかいしているのです。
少年探偵団 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
断然の兵士の巡廻じゅんかいを廃し、改めて巡邏じゅんらうものを組織し、後にこれを巡査と改名して東京市中に平和穏当の取締法が出来ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
窓のそとの庭も、ほかの書生が巡廻じゅんかいをおこたらなかった。
暗黒星 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
諸藩の兵士が鉄砲をかついで市中を巡廻じゅんかいして居るその有様ありさまの殺風景とも何とも、丸で戦地のように見える。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)