“堂守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうもり88.9%
だうもり11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヌーヴィユ・ダーモンにあるセントユーラリ教会の堂守どうもりが、いい機嫌で、死人の健康を祝するために古い葡萄酒を飲みながら話したのである。
かれは托鉢をやめて、堂守どうもりのような形でそこに住んでいたが、参詣者の頼みにっては一種の祈祷のようなこともした。身の上判断もした。
半七捕物帳:21 蝶合戦 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
徳藏稻荷の堂守だうもり殺しは、それつきり下手人げしゆにんが判りませんでした。錢形平次は身一つに引受けて、いろ/\探索たんさくの手をつひやしましたが、何としても解りません。
ちゝところ巡廻じゆんくわいしたせつ何処どこ山蔭やまかげちひさなだうに、うつくし二十はたちばかりのをんなの、めづらしい彫像てうざうつたのを、わたくし玩弄おもちやにさせうと、堂守だうもり金子かねつて、とものものにたせてかへつたのを、ほか姉妹きやうだいもなし
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)