“だうもり”の漢字の書き方と例文
語句割合
堂守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳藏稻荷の堂守だうもり殺しは、それつきり下手人げしゆにんが判りませんでした。錢形平次は身一つに引受けて、いろ/\探索たんさくの手をつひやしましたが、何としても解りません。
ちゝところ巡廻じゆんくわいしたせつ何処どこ山蔭やまかげちひさなだうに、うつくし二十はたちばかりのをんなの、めづらしい彫像てうざうつたのを、わたくし玩弄おもちやにさせうと、堂守だうもり金子かねつて、とものものにたせてかへつたのを、ほか姉妹きやうだいもなし
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みねくもきざみ、みづたにつきつた、大彫刻だいてうこくながめても、をんなさしかんざしほどもかないで、温泉宿をんせんやどとまつた翌日よくじつ以前もとならばなによりもさきに、しか/″\のだうはないか、それらしい堂守だうもりまいか
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
堂守だうもりの死體が轉がつて居るのが見付けられたのです。