“堂摺連”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうするれん83.3%
だうするれん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「二郎はまるで堂摺連どうするれんと同じ事だ」と父が笑うようなまたたしなめるような句調で云った。母だけは一人不思議な顔をしていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
山の手は書生さんの縄張りで例の堂摺連どうするれんという名物の発生したのが二十三、四年頃のこと、これがまた大いに景気を煽った。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
いつも夜店の賑ふ八丁堀北島町の路地には片側に講釈の定席ぢやうせき、片側には娘義太夫の定席が向合むかひあつてゐるので、堂摺連だうするれんの手拍子は毎夜張扇はりあふぎひゞき打交うちまじはる。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)