“おほく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:オホク
語句割合
多數20.0%
衆人20.0%
多13.3%
多人數13.3%
多数13.3%
多々6.7%
多人数6.7%
許多6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎年(まいねん)のやうに新奇(しんき)なる潜行艇(せんかうてい)を發明(はつめい)したと誇大(こだい)に吹聽(ふいちやう)するものゝ、其(その)多數(おほく)は、「水(みづ)バラスト」とか、横舵(わうだ)、縱舵(じゆうだ)の改良(かいりよう)とか、其他(そのほか)排氣啣筒(はいきぽんぷ)や、浮沈機等(ふちんきとう)に尠少(いさゝか)ばかりの改良(かいりよう)を加(くわ)へたのみで
と図星をさされて、そんな事を知る物か、何だそんな事、とくるり後を向いて壁の腰ばりを指でたたきながら、廻れ廻れ水車(みづぐるま)を小音(おん)に唱(うた)ひ出す、美登利は衆人(おほく)の細螺を集めて
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
春枝夫人(はるえふじん)と、日出雄少年(ひでをせうねん)と、私(わたくし)とが、多(おほく)の身送人(みおくりにん)に袂別(わかれ)を告(つ)げて、波止塲(はとば)から凖備(ようい)の小蒸滊船(こじようきせん)で、遙(はる)かの沖合(おきあひ)に停泊(ていはく)して居(を)る弦月丸(げんげつまる)に乘組(のりく)んだのは其(その)夜(よ)十時(じ)※(す)ぎ三十分(ぷん)。
意趣(いしゆ)があらば私(わたし)をお撃(ぶ)ち、相手(あいて)には私(わたし)がなる、伯母(おば)さん止(と)めずに下(くだ)されと身(み)もだへして罵(のゝし)れば、何(なに)を女郎(じよらう)め頬桁(ほうげた)たゝく、姉(あね)の跡(あと)つぎの乞食(こじき)め、手前(てめへ)の相手(あいて)にはこれが相應(さうおう)だと多人數(おほく)のうしろより長吉(ちようきち)
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
多数(おほく)にとりて晴れの場所にて為すぞよき。
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
甚(はなはだ)しきに至りては死せざるべからず、常に我(われ)といふ一個簡単なる肉体を超然たらしむることを得で、多々(おほく)他人に因りて左右せられ、是非せられ、猶(なほ)且(か)つ支配さるゝものたり。
愛と婚姻 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
伯母さん止めずに下されと身もだへして罵(ののし)れば、何を女郎め頬桁(ほうげた)たたく、姉の跡つぎの乞食め、手前(てめへ)の相手にはこれが相応だと多人数(おほく)のうしろより長吉、泥草履つかんで投つければ
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
単に己(おのれ)の慾を充さうばかりで、あんな思切つて残刻な仕事が出来るものではないと想ふのだ。許多(おほく)のガリガリ亡者(もうじや)は論外として、間貫一に於(おい)ては何ぞ目的が有るのだらう。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)