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『薄明』
ふりがな文庫
『
薄明
(
はくめい
)
』
東京の三鷹の住居を爆弾でこわされたので、妻の里の甲府へ、一家は移住した。甲府の妻の実家には、妻の妹がひとりで住んでいたのである。 昭和二十年の四月上旬であった。聯合機は甲府の空をたびたび通過するが、しかし、投弾はほとんど一度も無かった。まち …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
新紀元社刊、1946(昭和21)年12月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約31分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
焔
(
も
)
揃
(
そろい
)
通
(
かよ
)
総
(
ふさ
)
於
(
お
)
兎
(
うさぎ
)
田舎
(
いなか
)
甲府
(
こうふ
)
疎開
(
そかい
)
痩
(
や
)
真似
(
まね
)
茶碗
(
ちゃわん
)
田圃
(
たんぼ
)
生
(
は
)
眼蓋
(
まぶた
)
石榴
(
ざくろ
)
糜爛
(
びらん
)
片隅
(
かたすみ
)
罰
(
ばち
)
翌
(
あく
)
腫
(
は
)
苔
(
こけ
)
這
(
は
)
黴菌
(
ばいきん
)
首肯
(
うなず
)
頬張
(
ほおば
)
頑張
(
がんば
)
隅
(
すみ
)
間代
(
まだい
)
鎮
(
しず
)
鍋
(
なべ
)
釜
(
かま
)
茅野
(
ちの
)
迄
(
まで
)
蹂躙
(
じゅうりん
)
謂
(
い
)
親戚
(
しんせき
)
要
(
い
)
裾
(
すそ
)
裡
(
うち
)
溜息
(
ためいき
)
合掌
(
がっしょう
)
就
(
つ
)
安堵
(
あんど
)
嬉
(
うれ
)
嫁
(
とつ
)
報
(
むく
)
因果
(
いんが
)
噂
(
うわさ
)
喪
(
うしな
)
履物
(
はきもの
)
召
(
め
)
厄介
(
やっかい
)
剥
(
は
)
傘
(
かさ
)
修繕
(
しゅうぜん
)
云々
(
うんぬん
)
三鷹
(
みたか
)
丁
(
ちょう
)
措置
(
そち
)
一縷
(
いちる
)
浅間
(
あさま
)
殖
(
ふ
)
殆
(
ほとん
)
機嫌
(
きげん
)
板塀
(
いたべい
)
暫
(
しばら
)
掻
(
か
)
炊事
(
すいじ
)
推
(
お
)
按配
(
あんばい
)
所詮
(
しょせん
)
或
(
ある
)
慇懃
(
いんぎん
)
慄然
(
りつぜん
)
怪我
(
けが
)
幽
(
かす
)