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親分
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おやぶん
ふりがな文庫
“
親分
(
おやぶん
)” の例文
申さぬシテ何事で御座ると問に掃部イヤ外の事でも御座らぬが我々の
親分
(
おやぶん
)
鎌倉屋金兵衞事
桶川宿
(
をけがはじゆく
)
鷲
(
わし
)
の宮に於て殺され其上に五百兩と云ふ
金子
(
かね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その
間
(
あいだ
)
、おそろしい
顔
(
かお
)
つきの
親分
(
おやぶん
)
が
笛
(
ふえ
)
を
吹
(
ふ
)
いたり
太鼓
(
たいこ
)
をたたいたりしてはやすのだ。そして、もし、しそこないをすると、
子
(
こ
)
どもをしかるのだ。
さか立ち小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
『あんな
事
(
こと
)
言
(
い
)
つて、
親分
(
おやぶん
)
トボケて
居
(
ゐ
)
るが、
面白
(
おもしろ
)
い
土瓶
(
どびん
)
見
(
み
)
たやうな
物
(
もの
)
だの、
香爐
(
かうろ
)
見
(
み
)
たやうな
物
(
もの
)
だの、
澤山
(
たくさん
)
掘出
(
ほりだ
)
して
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
るだよ』と
教
(
をし
)
へて
呉
(
く
)
れた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
何
(
なん
)
とやら
嚴
(
いか
)
めしき
名
(
な
)
の
親分
(
おやぶん
)
が
手下
(
てか
)
につきて、
揃
(
そろ
)
ひの
手
(
て
)
ぬぐひ
長提燈
(
ながてうちん
)
、
賽
(
さい
)
ころ
振
(
ふ
)
る
事
(
こと
)
おぼえぬうちは
素見
(
ひやかし
)
の
格子先
(
かうしさき
)
に
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つての
串談
(
じようだん
)
も
言
(
い
)
ひがたしとや、
眞面目
(
まじめ
)
につとむる
我
(
わ
)
が
家業
(
かげう
)
は
晝
(
ひる
)
のうちばかり
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
御願
(
おねが
)
ひ申ますと其所を立去り夫より所々を回りて我家へ歸るや否や
親分
(
おやぶん
)
の方へ
行
(
ゆき
)
親分に御聞申ことがあると云ゆゑ長兵衞は何事ならんと
心配
(
しんぱい
)
して
其譯
(
そのわけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
お
前
(
まへ
)
はそんな
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つて、
胡麻化
(
ごまくわ
)
すんだ。
屹
(
きつ
)
と
仲買
(
なかがひ
)
して
歩
(
ある
)
くんだらうと、いや、はや、
沒分曉漢
(
わからずや
)
の
親分
(
おやぶん
)
※
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
たこ
坊主
(
ぼうず
)
のおかみさんに、どうぞ
夫
(
おっと
)
の
仇
(
かたき
)
をうってくださいとたのまれる、ヨシ、そんなら
私
(
わたし
)
が
仇
(
かたき
)
をうってやろうと、かっぱの
親分
(
おやぶん
)
は、さっそく
子分
(
こぶん
)
をよびあつめて、
水
(
みず
)
をくぐってみつからないように
もののいえないもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
串戯
(
じやうだん
)
言
(
い
)
ツちやいけぬと
思
(
おも
)
ひながら『
一個
(
ひとつ
)
千兩
(
せんれう
)
でも
買
(
か
)
ふよ』と
笑
(
わら
)
ふて
答
(
こた
)
へると、
親分
(
おやぶん
)
がそれを
打消
(
うちけ
)
して。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
掛
(
かけ
)
し樣なるもの然れば私しも
斯
(
かう
)
しては居られぬゆゑ是より
直
(
すぐ
)
に御奉行所へ
駈込訴
(
かけこみそ
)
を致し其金の證人に成うと思ふにより
何卒
(
どうぞ
)
親分
(
おやぶん
)
願書
(
ぐわんしよ
)
を
認
(
したゝ
)
めて下されと一
伍
(
ぶ
)
一
什
(
じふ
)
の物語りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“親分”の意味
《名詞》
仮の親とする者。
グループの頭など親のように頼りにする者。
首領。
同類のもののなかで特に大きなもの。
(出典:Wiktionary)
“親分”の解説
親分(おやぶん)とは、親子関係を擬した主従関係における主人。子にあたるのは子分。
(出典:Wikipedia)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“親分”で始まる語句
親分氏
親分等
親分気質