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災
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さい
ふりがな文庫
“
災
(
さい
)” の例文
之に遇えば物に害あり。
故
(
ゆえ
)
に
大厲
(
だいれい
)
門に入りて
晋景
(
しんけい
)
歿
(
ぼっ
)
し、
妖豕
(
ようし
)
野
(
の
)
に
啼
(
な
)
いて
斉襄
(
せいじょう
)
殂
(
そ
)
す。
禍
(
か
)
を
降
(
くだ
)
し
妖
(
よう
)
をなし、
災
(
さい
)
を
興
(
おこ
)
し
薜
(
せつ
)
をなす。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「ならば申すが……
卦
(
け
)
には“
血光
(
けっこう
)
の
災
(
さい
)
”という大凶が出ている。百日を出ぬまに、当家の財は崩れ、あなたは剣難に遭って一命を終るでしょう」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
予
再
(
ふたた
)
び家を東京に
移
(
うつ
)
すに及び、先生
直
(
ただ
)
ちに
駕
(
が
)
を
抂
(
まげ
)
られ、いわるるよう、
鄙意
(
ひい
)
、君が何事か
不慮
(
ふりょ
)
の
災
(
さい
)
あらん時には、
一臂
(
いっぴ
)
の力を出し
扶助
(
ふじょ
)
せんと思い
居
(
お
)
りしが
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
元
(
もと
)
より道路改修の為とあれば止むを得ざるには似たれども、これが為に
百尺
(
ひやくせき
)
の
枯龍
(
こりゆう
)
斧鉞
(
ふゑつ
)
の
災
(
さい
)
を
蒙
(
かうむ
)
るもの百千なるべきに想到すれば、惜みても
猶
(
なほ
)
惜むべき限りならずや。
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
新佃島から——明治四十年代から大正震
災
(
さい
)
すこし前まで住んでゐた——
宅
(
うち
)
の門前から永代橋まで渡船をつくらせたことがあつたが、ある宵、あんまりお客が乘りすぎて
河風
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
タメルランの
後
(
のち
)
の
哈里
(
ハリ
)
(Hali)
雄志
(
ゆうし
)
無し、
使
(
つかい
)
を
安
(
あん
)
に伴わしめ
方物
(
ほうぶつ
)
を
貢
(
こう
)
す。六年、白龍庵
災
(
さい
)
あり、
程済
(
ていせい
)
募
(
つの
)
り
葺
(
ふ
)
く。七年、建文帝、
善慶里
(
ぜんけいり
)
に至り、
襄陽
(
じょうよう
)
に至り、
滇
(
てん
)
に
還
(
かえ
)
る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
先生の
居
(
きょ
)
、同じく
戒心
(
かいしん
)
あるにもかかわらず、数十の
生徒
(
せいと
)
を
伴
(
ともな
)
い
跣足
(
せんそく
)
率先
(
そっせん
)
して
池水
(
いけみず
)
を
汲
(
くみ
)
ては門前に運び出し、
泥塗満身
(
でいとまんしん
)
消防
(
しょうぼう
)
に
尽力
(
じんりょく
)
せらるること
一霎
(
いっしょう
)
時間
(
じかん
)
、
依
(
よっ
)
て
辛
(
かろ
)
うじてその
災
(
さい
)
を
免
(
まぬか
)
れたり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
災
常用漢字
小5
部首:⽕
7画
“災”を含む語句
災難
災厄
災禍
大火災
罹災者
火災
天災
震災前
災殃
罹災
息災
震災
災害
大震災
罹災民
戦災
震災後
厄災
戦災者
息災延命
...