“大震災”の読み方と例文
読み方割合
だいしんさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こないだの關東かんとう大震災だいしんさいのときには、淺草あさくさ觀音かんのんのおどううらのいてふの片側かたがは半分はんぶんけても、半分はんぶん枝葉えだはのためにがおどうえうつるのをふせぎました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
東京は大正十二年九月の大震災だいしんさいにあって、目ぬきの大通りの町屋まちやは、ほとんとみな焼けくずれて、そのあとへはまるで以前のものとはちがった、屋根の平たい堂々どうどうたる
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
大震災だいしんさいで建物の形が変り、妙なところに真暗な広々した空地がポッカリいていたりなどして、全く勝手が違う。この形勢では尾行者たちに勝利が行ってしまいそうだ。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)