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善良
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ぜんりやう
ふりがな文庫
“
善良
(
ぜんりやう
)” の例文
御米
(
およね
)
は
善良
(
ぜんりやう
)
な
夫
(
をつと
)
に
調戯
(
からか
)
つたのを、
多少
(
たせう
)
濟
(
す
)
まない
樣
(
やう
)
に
感
(
かん
)
じた。
宗助
(
そうすけ
)
は
其
(
その
)
翌日
(
あくるひ
)
すぐ
貰
(
もら
)
つて
置
(
お
)
いた
紹介状
(
せうかいじやう
)
を
懷
(
ふところ
)
にして、
新橋
(
しんばし
)
から
汽車
(
きしや
)
に
乘
(
の
)
つたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
相当
(
さうたう
)
な
身柄
(
みがら
)
の
家
(
いへ
)
に
育
(
そだ
)
つただけに青木さん
夫婦
(
ふうふ
)
は
相方
(
さうはう
)
共に品のいい十人
並
(
なみ
)
な
容姿
(
ようし
)
の
持主
(
もちぬし
)
で、
善良
(
ぜんりやう
)
な
性格
(
せいかく
)
ながらまた
良家
(
りやうか
)
の子らしい、矜
持
(
ぢ
)
と、
幾
(
いく
)
らか
見
(
み
)
えを
張
(
は
)
るやうな
氕質
(
きしつ
)
もそなへてゐた。
夢
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
言
(
い
)
ふ
所
(
ところ
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
秩序
(
ちつじよ
)
なく、
寐言
(
ねごと
)
のやうで、
周章
(
あわて
)
て
見
(
み
)
たり、
途切
(
とぎ
)
れて
見
(
み
)
たり、
何
(
なん
)
だか
意味
(
いみ
)
の
解
(
わか
)
らぬことを
言
(
い
)
ふのであるが、
何處
(
どこ
)
かに
又
(
また
)
善良
(
ぜんりやう
)
なる
性質
(
せいしつ
)
が
微
(
ほのか
)
に
聞
(
きこ
)
える、
其言
(
そのことば
)
の
中
(
うち
)
か、
聲
(
こゑ
)
の
中
(
うち
)
かに
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
親
(
おや
)
としてまた
友
(
とも
)
としての
善良
(
ぜんりやう
)
な
心
(
こゝろ
)
をもつて。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
や或るひは
面體
(
めんてい
)
惡氣
(
にくげ
)
に心は
善良
(
ぜんりやう
)
成
(
な
)
るも
有
(
あり
)
或ひに
面體
(
めんてい
)
柔和
(
にうわ
)
にして
胸中
(
きようちう
)
大膽不敵
(
だいたんふてき
)
なる者有
所謂
(
いはゆる
)
外面如菩薩
(
げめんによぼさつ
)
内心
(
ないしん
)
如夜刄
(
によやしや
)
と
佛
(
ほとけ
)
も説給ひし如し然れば其
面體
(
めんてい
)
柔和にして
形容
(
なりかたち
)
も
柔和
(
おとなし
)
やかなる者の言事は自然と直なる樣に聞ゆれども其事は
邪心
(
じやしん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
善
常用漢字
小6
部首:⼝
12画
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
“善良”で始まる語句
善良な
善良武士