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名乘
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なの
ふりがな文庫
“
名乘
(
なの
)” の例文
新字:
名乗
自ら不良少女と
名乘
(
なの
)
ることによつて
僅
(
わず
)
かに
慰
(
なぐさ
)
んでゐる心の
底
(
そこ
)
に、
良心
(
りやうしん
)
と
貞操
(
ていさう
)
とを大切にいたわつているのを、人々は(
殊
(
こと
)
に
男子
(
だんし
)
に
於
(
おい
)
て)
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
張作霖
(
てうさくりん
)
は
如何
(
いか
)
なる
場合
(
ばあひ
)
にも
作霖張
(
さくりんてう
)
とは
名乘
(
なの
)
るまい。
李鴻章
(
りこうせう
)
は
世界
(
せかい
)
の
何國
(
なにぐに
)
の
人
(
ひと
)
にも
鴻章李
(
こうせうり
)
と
呼
(
よ
)
ばれ、または
書
(
か
)
かれたことがない。
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
坂井
(
さかゐ
)
は
道具屋
(
だうぐや
)
の
素性
(
すじやう
)
を
能
(
よ
)
く
知
(
し
)
つてゐた。
出入
(
でいり
)
の
八百屋
(
やほや
)
の
阿爺
(
おやぢ
)
の
話
(
はなし
)
によると、
坂井
(
さかゐ
)
の
家
(
いへ
)
は
舊幕
(
きうばく
)
の
頃
(
ころ
)
何
(
なん
)
とかの
守
(
かみ
)
と
名乘
(
なの
)
つたもので、
此
(
この
)
界隈
(
かいわい
)
では
一番
(
いちばん
)
古
(
ふる
)
い
門閥家
(
もんばつか
)
なのださうである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
折角
(
せつかく
)
來
(
き
)
たものを
唯
(
たゞ
)
は
返
(
かへ
)
さぬ。
奴
(
やつこ
)
、
先
(
ま
)
づ、
名
(
な
)
を
名乘
(
なの
)
れ。
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
ふ、
何處
(
どこ
)
の
青二歳
(
あをにさい
)
だ。」
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「下手人が
名乘
(
なの
)
つて出たんだ。こいつが大變でなかつた日にや」
銭形平次捕物控:322 死の秘薬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
有
(
あ
)
るといふだらう。
我
(
われ
)
、それであると
名乘
(
なの
)
る
人
(
ひと
)
もあるだらう。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
と
名乘
(
なの
)
らせぬ、
扨
(
さて
)
夫婦
(
ふうふ
)
所志
(
おもふ
)
よしを
語
(
かた
)
りけれ
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
名乘
(
なの
)
るやと咎むれば山内答へて越前守殿よく聞かれよ此の山内の身分は浪人は
愚
(
おろ
)
か如何に
零落
(
れいらく
)
するとも正四位上中將の官は身に備りたりと云ふにぞ越前守は大音聲に
默
(
だま
)
れ山内其方以前は九
條家
(
でうけ
)
の家來と
有
(
あれ
)
ば正四位上中將の官爵も有べけれど退身すれば官位は
指
(
さし
)
おかねば成ぬ筈なり然るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これは
曾
(
か
)
つてわが
輩
(
はい
)
が「
國語尊重
(
こくごそんちよう
)
」の
題下
(
だいか
)
でわが
國
(
くに
)
の
國號
(
こくがう
)
は
日本
(
にほん
)
であるのに、
外人
(
ぐわいじん
)
の
訛傳
(
くわでん
)
に
追從
(
つひじう
)
して
自
(
みづか
)
らジヤパンと
名乘
(
なの
)
るのは
國辱
(
こくじよく
)
であると
論
(
ろん
)
じたのと
同
(
おな
)
じ
筆法
(
ひつぱふ
)
で
誤まれる姓名の逆列
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
乘
部首:⼃
10画
“名乘”で始まる語句
名乘出