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力量
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ちから
ふりがな文庫
“
力量
(
ちから
)” の例文
こちらの
世界
(
せかい
)
へ
来
(
き
)
てもすべては
修行
(
しゅぎょう
)
次第
(
しだい
)
で、
呑気
(
のんき
)
に
遊
(
あそ
)
んでいたのでは、
決
(
けっ
)
して
力量
(
ちから
)
がつくものではないようでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
女といふものはよく目端の利くもので、
平素
(
ふだん
)
から
良人
(
をつと
)
の腕前はちやんと
見貫
(
みぬ
)
いてゐるから、その
力量
(
ちから
)
一つで
迚
(
とて
)
も
背負
(
しよ
)
ひ切れないと見ると、直ぐ神様の
許
(
とこ
)
へ駈けつける。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
あの
繊細
(
かよわ
)
い、細い腕から、どうしてあんな恐ろしい、男も及ばぬ
力量
(
ちから
)
が出るかと、怪しまるるばかりで御座いますが、実は人間というものは、どんな優しい御婦人でも
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
實
(
じつ
)
に
此
(
この
)
間
(
あひだ
)
、
時
(
とき
)
を
費
(
つひや
)
す
事
(
こと
)
十
分
(
ぷん
)
か、十五
分
(
ふん
)
、
人間
(
にんげん
)
も
一生懸命
(
いつせうけんめい
)
になると、
隨分
(
ずいぶん
)
力量
(
ちから
)
の
出
(
で
)
るものだよ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
今御身が相を見るに、世にも
稀
(
まれ
)
なる名犬にして、しかも
力量
(
ちから
)
万獣
(
ばんじゅう
)
に
秀
(
ひい
)
でたるが、遠からずして、抜群の功名あらん。某この
年月
(
としつき
)
数多
(
あまた
)
の獣に逢ひたれども、御身が如きはかつて知らず。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
▼ もっと見る
亡くなられし男爵は英雄
肌
(
はだ
)
の人物だけ、迷惑にもまたどこやらに小気味よきところもありたるが、それほどの
力量
(
ちから
)
はなしにわけわからず、狭くひがみてわがまま強き奥様より
出
(
い
)
でては
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
人間が一生懸命になるというは怖しいもので、重いもの一つ持ったことのないお若、もとより
力量
(
ちから
)
のあろう筈はございませんが、恐いと申す一心でドーンと突いた力は
凄
(
すさま
)
じい、勘太は
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そこまでは、一
心
(
しん
)
不乱
(
ふらん
)
になって
統一
(
とういつ
)
をやればどうやら
私
(
わたくし
)
どもにも
接近
(
せっきん
)
されぬでもありませぬが、それから
奥
(
おく
)
はとても
私
(
わたくし
)
どもの
力量
(
ちから
)
には
及
(
およ
)
びませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
或時は
角闘
(
すもう
)
を取らせ、または
競争
(
はしりくら
)
などさせて、ひたすら
力業
(
ちからわざ
)
を勉めしむるほどに。その甲斐ありて黄金丸も、
力量
(
ちから
)
あくまで強くなりて、
大概
(
おおかた
)
の犬と
噬
(
か
)
み合ふても、打ち勝つべう覚えしかば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
そうかそれが、
力量
(
ちから
)
アえれえから其の相撲取をたのむより仕様がねえと、
母親
(
おふくろ
)
は年い
老
(
と
)
ってるが、此の人をつれて江戸へ
往
(
い
)
くべえと出て来る
途
(
みち
)
で、
小金原
(
こがねっぱら
)
の観音堂で以てからに
塩梅
(
あんべえ
)
が悪くなったから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
爺
(
じい
)
さま、それは
飛
(
と
)
んでもないことでございます。
私
(
わたくし
)
などはまだ
修行中
(
しゅぎょうちゅう
)
の
身
(
み
)
、
力量
(
ちから
)
といい、
又
(
また
)
行状
(
おこない
)
といい、とてもそんな
資格
(
しかく
)
のあろう
筈
(
はず
)
がございませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“力量”の意味
《名詞》
力量(りきりょう)
能力。
(出典:Wiktionary)
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
量
常用漢字
小4
部首:⾥
12画
“力”で始まる語句
力
力瘤
力業
力強
力者
力士
力味
力餅
力任
力足