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些少
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させう
ふりがな文庫
“
些少
(
させう
)” の例文
所謂
(
いはゆる
)
幹事の才なる者は蓋し彼に於て始めて見るべし。之を聞く彼れの時事新報を書くや
些少
(
させう
)
の誤字をも注意して更正すること
太
(
はなは
)
だ綿密なりと。
明治文学史
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
更
(
さら
)
に
其
(
そ
)
の
開墾
(
かいこん
)
に
第
(
だい
)
一の
要件
(
えうけん
)
である
道具
(
だうぐ
)
が
今
(
いま
)
は
完全
(
くわんぜん
)
して
自分
(
じぶん
)
の
手
(
て
)
に
提
(
さ
)
げられてある。
彼
(
かれ
)
は
恁
(
か
)
ういふ
辛苦
(
しんく
)
をしてまでも
些少
(
させう
)
な
木片
(
もくへん
)
を
求
(
もと
)
めて
居
(
ゐ
)
る
人々
(
ひとびと
)
の
前
(
まへ
)
に
矜
(
ほこり
)
を
感
(
かん
)
じた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
取出しこれは
些少
(
させう
)
ながら御
骨折料
(
ほねをりれう
)
なりと差出しければ庄藏は大いに
悦
(
よろこ
)
び
委細
(
ゐさい
)
畏
(
かし
)
こまり候と
翌
(
よく
)
日
未明
(
みめい
)
より大坂中を
欠廻
(
かけまは
)
り
遂
(
つひ
)
に渡邊橋向ふの
大和屋
(
やまとや
)
三郎兵衞の控家こそ然るべしと
借
(
かり
)
入のことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
少
(
すこ
)
し
海軍
(
かいぐん
)
の
事
(
こと
)
に
通
(
つう
)
じた
人
(
ひと
)
は
誰
(
たれ
)
でも
知
(
し
)
つて
居
(
を
)
る、すでに
海水中
(
かいすいちう
)
十四
呎
(
フヒート
)
以下
(
いか
)
に
沈
(
しづ
)
んだる
或
(
ある
)
物
(
もの
)
に
向
(
むか
)
つては、
世界最強力
(
せかいさいきようりよく
)
のガツトリング
機砲
(
きほう
)
でも、カ子ー
砲
(
ほう
)
でも、
些少
(
させう
)
の
打撃
(
だげき
)
をも
加
(
くわ
)
ふる
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
ぬのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其
(
そ
)
れは
些少
(
させう
)
であつたが
彼
(
かれ
)
は
盜
(
と
)
りたくなつた
時
(
とき
)
機會
(
きくわい
)
さへあれば
何時
(
いつ
)
でも
盜
(
と
)
りつゝあつたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
遠
(
とほ
)
い
以前
(
いぜん
)
から
紛糾
(
こゞら
)
けて
來
(
き
)
た
互
(
たがひ
)
の
感情
(
かんじやう
)
に
根
(
ね
)
ざした
事件
(
じけん
)
がどんな
些少
(
させう
)
なことであらうとも
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
些
漢検準1級
部首:⼆
7画
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
“些”で始まる語句
些
些細
些事
些々
些末
些中
些程
些子
些細事
些前