“たいがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
対岸42.1%
對岸36.8%
對顏5.3%
大岩5.3%
大願5.3%
対顔5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
河面かはづら対岸たいがんそらかゞや朝日あさひビールの広告くわうこくと、東武電車とうぶでんしや鉄橋てつけううへえず徃復わうふくする電車でんしや燈影ほかげてらされ、かしボートをわか男女だんぢよ姿すがたのみならず
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
不審ふしんおもつて躊躇ちうちよしてると突然とつぜんまへ對岸たいがん松林まつばやし陰翳かげからしろひかつてみづうへへさきふねあらはれた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
以て此段申上奉り候明日は吉日に付御親子しんし對顏たいがんの御規式ぎしきを御取計ひ仕り候もつと重役ぢうやく伊豆守越前役宅まで參られ天一坊樣へ御元服げんぷく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なしにける斯て八山には皆々みな/\打寄うちより實に明日こそ御親子御對顏たいがんに相成に付最早もはやこと成就じやうじゆせりと次右衞門が計略けいりやくに乘りしとはらず大いに悦び斯樣かやうなる悦しき事は一夜を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すなはち溪聲を樹間に求め、樹にすがり、石にりてわづかにこれを窺ふ。水は國道の絶崖にかたよりて、其處に劒の如く聳立しやうりつせる大岩たいがんあたり、その飛沫の飛散する霧のごとくけぶりの如し。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
「おっしゃるごとく、それこそ、大願たいがん目標もくひょうでした」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またそれをごしょうちくださいますとあらば、なにとぞ、ここにて久しぶりに、若君へご対顔たいがんおおせつけ願いとうぞんじます
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)