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對顏
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たいがん
以て此段申上奉り候明日は吉日に付御
親子御
對顏の御
規式を御取計ひ仕り候
尤も
重役伊豆守越前役宅
迄參られ天一坊樣へ御
元服を
なしにける斯て八山には
皆々打寄實に明日こそ御親子御
對顏に相成に付
最早事成就せりと次右衞門が
計略に乘りしとは
知らず大いに悦び
斯樣なる悦しき事は一夜を
玄關へ
横付にせられ
西湖の間にて將軍に御
對顏あらばお沓はお用ひなし
故に宮樣と宰相とは
主從の如くなれど今少し官位の
相違有んかと答へらる越前守是を
聞れ然らば天一坊を