“うらや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
94.8%
裏屋2.5%
裏家1.3%
卜者0.5%
浦屋0.5%
0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある友が水盤すいばんといふものの桃色なるを持ちしを見てはそのうつくしさにめでて、彼は善き家に生れたるよと幼心にうらやみし事もありき。
わが幼時の美感 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
卑賤ひせんにそだちたる我身わがみなればはじめより此上このうへらで、世間せけん裏屋うらやかぎれるものとさだめ、我家わがやのほかに天地てんちのなしとおもはゞ、はかなきおもひにむねえじを
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いまは、容子ようすだけでもうたがところはない……去年きよねんはるなかごろから、横町よこちやう門口かどぐちの、數寄すきづくりの裏家うらやんだ美人びじんである。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かつら 兵衛どのとやら、お身は卜者うらやか人相見か。初見参ういげんざんのわらわに対して、素姓賤しき女子などと、迂濶うかつに物を申されな。わらわは都のうまれ、母は殿上人にも仕えし者ぞ。
修禅寺物語 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
浦屋うらや高尾たかおがどれほど綺麗きれいだろうが、楊枝見世ようじみせのおふじがどんなに評判ひょうばんだろうが、とどのつまりは、みめかたちよりは、おんなにおいってきゃくかようという寸法すんぽうじゃねえか。——よくきなよ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
泯滅びんめつ なんうらやむに足らんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
今日けふもはた、をかうらや
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)