“ぼくしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
卜者85.7%
牧者14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分の祖父は医師と卜者ぼくしゃを業とし、四方の村々から療治やうらないに招かれて、ほとんど寸暇すんかもないくらいであった。
自分の姓名せいめいと生年月日とをしたため、これに現在の職業を書き加えて、他に発展のみちを講じたいが、何をなしたらよかろうかと、あたかも卜者ぼくしゃたずねるがごとき信書がくる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
仮面めんの城主』の眷族けんぞくどもが、教団破壊を企てた時にも、光明優婆塞がいたればこそ、すぐに建設に取りかかったのだ。……しかるに今は優婆塞はいない。彼らは牧者ぼくしゃを失った。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)