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卜者
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ぼくしゃ
ふりがな文庫
“
卜者
(
ぼくしゃ
)” の例文
かつて高島門下の児玉呑象という
卜者
(
ぼくしゃ
)
が、同門の五、六人と共に吾人の門を叩いたことがある。雑談の後に、ほんの座興ではあるが
鑑賞力なくして習字する勿れ
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
まずこれを方位専門の
卜者
(
ぼくしゃ
)
にたずねたれば、「この土蔵は三年の後に建つるにあらざれば、必ず戸主の身上に災害を招くべし」
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
自分の祖父は医師と
卜者
(
ぼくしゃ
)
を業とし、四方の村々から療治や
占
(
うらな
)
いに招かれて、ほとんど
寸暇
(
すんか
)
もないくらいであった。
中国怪奇小説集:11 異聞総録・其他(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
自分の
姓名
(
せいめい
)
と生年月日とを
認
(
したた
)
め、これに現在の職業を書き加えて、他に発展の
途
(
みち
)
を講じたいが、何をなしたらよかろうかと、あたかも
卜者
(
ぼくしゃ
)
に
尋
(
たず
)
ねるがごとき信書がくる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
卜者
(
ぼくしゃ
)
は羊の
肝臓
(
かんぞう
)
を
凝視
(
ぎょうし
)
することによってすべての事象を直観する。彼もこれに
倣
(
なら
)
って凝視と静観とによって真実を見出そうとしたのである。その
中
(
うち
)
に、おかしな事が起った。
文字禍
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
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新野
(
しんや
)
の居城に、歳暮や
歳旦
(
さいたん
)
を迎えているまも、一日とて孔明を思わぬ日のない玄徳は、立春の祭事がすむと、
卜者
(
ぼくしゃ
)
に命じて吉日をえらばせ、三日の
潔斎
(
ものいみ
)
をして身をきよめた。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ロシアにはツイガンという一人種がいるが、この人種に限って、女性は
卜者
(
ぼくしゃ
)
で運勢見と定まっておる。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
“卜者”の意味
《名詞》
占いをする人。易者。卜人。
(出典:Wiktionary)
卜
漢検準1級
部首:⼘
2画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“卜”で始まる語句
卜
卜筮
卜伝
卜部
卜占
卜居
卜筮者
卜定
卜斎
卜幽