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附入
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つけい
ふりがな文庫
“
附入
(
つけい
)” の例文
と
云
(
い
)
ふ、
宗桂
(
そうけい
)
が
歩
(
ふ
)
のあしらひより、
番太郎
(
ばんたらう
)
の
桂馬
(
けいま
)
の
方
(
はう
)
が、
豪
(
えら
)
さうに
見
(
み
)
える
習
(
ならはし
)
で、お
組
(
くみ
)
は
感心
(
かんしん
)
したらしかつた。
然
(
さ
)
もさうずと
千助
(
せんすけ
)
が
益々
(
ます/\
)
附入
(
つけい
)
る。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
熟睡の油断に
附入
(
つけい
)
りて槍を
以
(
もっ
)
て
欺
(
だま
)
し討ちにした其の
後
(
のち
)
に、刀を以て
斬殺
(
きりころ
)
したに相違なしということで、源次郎はお尋ね者となりましたけれども、飯島の
家
(
いえ
)
は
改易
(
かいえき
)
と決り
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
踏み
耐
(
こた
)
へんとせし貫一は水道工事の
鉄道
(
レイル
)
に
跌
(
つまづ
)
きて
仆
(
たふ
)
るるを、得たりと
附入
(
つけい
)
る曲者は、
余
(
あまり
)
に
躁
(
はや
)
りて貫一の仆れたるに又跌き、一間ばかりの
彼方
(
あなた
)
に
反跳
(
はずみ
)
を打ちて投飛されぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
氷
(
こほり
)
の
死
(
し
)
の
手
(
て
)
をば
引外
(
ひッぱづ
)
して
右手
(
めて
)
に
附入
(
つけい
)
りまする
手練
(
しゅれん
)
の
切先
(
きっさき
)
、それを
撥反
(
はねかへ
)
すチッバルト。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
と
云
(
い
)
ふ。
宗桂
(
そうけい
)
が
歩
(
ふ
)
のあしらひより、
番太郎
(
ばんたらう
)
の
桂馬
(
けいま
)
の
方
(
はう
)
が、
豪
(
えら
)
さうに
見
(
み
)
える
習
(
ならひ
)
であるから、お
君
(
きみ
)
は
感心
(
かんしん
)
したらしかつた。
然
(
さ
)
もさうず、と
元二
(
げんじ
)
が
益々
(
ます/\
)
附入
(
つけい
)
る。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
それが
他
(
ひと
)
を苦むると謂うても、難儀に
附入
(
つけい
)
つて、さうしてその血を
搾
(
しぼ
)
るのが君の営業、殆ど強奪に等い手段を以つて金を
殖
(
こしら
)
えつつ、君はそれで
今日
(
こんにち
)
慰められてをるのか。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
何の、踏むなどという図太い
了簡
(
りょうけん
)
を出すものか。と慌つる
状
(
さま
)
に高田は
附入
(
つけい
)
り、「そんなら金を、さあ
返済
(
かえ
)
せ。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
……で、
恩人
(
おんじん
)
と
言
(
い
)
ふ、
其
(
そ
)
の
恩
(
おん
)
に
乘
(
じやう
)
じ、
情
(
なさけ
)
に
附入
(
つけい
)
るやうな、
賤
(
いや
)
しい、
淺
(
あさ
)
ましい、
卑劣
(
ひれつ
)
な、
下司
(
げす
)
な、
無禮
(
ぶれい
)
な
思
(
おも
)
ひが、
何
(
ど
)
うしても
心
(
こゝろ
)
を
離
(
はな
)
れないものですから、ひとり、
自
(
みづか
)
ら
憚
(
はゞか
)
られたのでありました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ともの
優
(
やさ
)
しく、
柔
(
やはら
)
かな
言
(
ことば
)
に
附入
(
つけい
)
つて
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ともの
優
(
やさ
)
しい、
柔
(
やはら
)
かな
言
(
ことば
)
に
附入
(
つけい
)
つて
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こなたはしたり顔に
附入
(
つけい
)
りぬ。
海城発電
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“附”で始まる語句
附
附着
附近
附添
附合
附纏
附木
附加
附人
附物