“つけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附入66.7%
付入16.7%
著入8.3%
憑入8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熟睡の油断に附入つけいりて槍をもっだまし討ちにした其ののちに、刀を以て斬殺きりころしたに相違なしということで、源次郎はお尋ね者となりましたけれども、飯島のいえ改易かいえきと決り
番でない時も折々は御病気伺いにまかで又御舎弟様も御病気にきお夜詰の衆、又御看護のお方々もお疲れでありましょう、又疲れて何事も怠り勝の処へ付入つけいって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
恐ろしきまなこを見張り、「爾は昨日黒衣がために、射殺されたる野良犬ならずや。さては妄執もうしゅう晴れやらで、わが酔臥えいふせしひま著入つけいり、たたりをなさんず心なるか。阿那あな嗚呼おこ白物しれものよ」
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
対手あいては名に負ふ黄金丸、鷲郎も尋常なみなみの犬ならねば、さしもの金眸も敵しがたくや、少しひるんで見えける処を、得たりと著入つけいる黄金丸、金眸が咽喉のんどをねらひ、あごも透れとみつけ
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
その虚に憑入つけいる、魔はこんな時にす、とある。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)