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等
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ひとし
ふりがな文庫
“
等
(
ひとし
)” の例文
立花
左仲
(
さちう
)
は此
騷動
(
さうだう
)
を聞と
等
(
ひとし
)
く
安間
(
あんま
)
の
宅
(
たく
)
へ
忍
(
しの
)
び入二百兩
奪
(
うば
)
ひ取りて
逐電
(
ちくでん
)
せしかば
嘉川
(
かがは
)
家
宅番
(
たくばん
)
の者より此段大岡殿へ屆け出しなり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
本当の人間を描く点と、その作風の地味な点とで、長谷川伸氏の大衆物は、正宗白鳥氏の創作と、その趣を
等
(
ひとし
)
くしている。
大衆物寸観
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「英雄色を好むさ。」と
傲然
(
ごうぜん
)
として言った。二人が気の合うのはすなわちここで、藁草履と猟犬と用いる手段は異なるけれども、その目的は
等
(
ひとし
)
いのである。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さりながら、何程思続け候とても、水を
覓
(
もと
)
めて
逾
(
いよい
)
よ
焔
(
ほのほ
)
に
燃
(
や
)
かれ候に
等
(
ひとし
)
き
苦艱
(
くげん
)
の募り候のみにて、いつ
此責
(
このせめ
)
を
免
(
のが
)
るるともなく
存
(
ながら
)
へ
候
(
さふらふ
)
は、
孱弱
(
かよわ
)
き女の身には
余
(
あまり
)
に余に
難忍
(
しのびがた
)
き事に御座候。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
夜
(
よ
)
の
明
(
あ
)
くるを
待
(
まつ
)
て人夫は
鍋
(
なべ
)
と
米
(
こめ
)
とを
携
(
たづさ
)
へ、
渓流
(
けいりゆう
)
に
下
(
くだ
)
り飯を炊煑して
上
(
のぼ
)
り
来
(
きた
)
る、一行
初
(
はじ
)
めて
腹
(
はら
)
を
充
(
み
)
たし、勢に
乗
(
じやう
)
じて山を
降
(
くだ
)
り、三長沢支流を
溯
(
さかのぼ
)
る、此河は利根の本源と
殆
(
ほとん
)
ど長を
等
(
ひとし
)
くし
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
▼ もっと見る
借請
(
かりうけ
)
正直
(
しやうぢき
)
成者
(
なるもの
)
を追立候儀勘太郎同類に
等
(
ひとし
)
く
重
(
おも
)
くも仰付られべく處格別の御慈悲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼の思は前夜の悪夢を
反復
(
くりかへ
)
すに
等
(
ひとし
)
き苦悩を辞する能はざればなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
(手にしながら姿見に見入る。侍女等、
等
(
ひとし
)
く
其方
(
そなた
)
を凝視す。)
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引者ながら彼方は
路傍
(
ろばう
)
の柳に
等
(
ひとし
)
く
浮氣
(
うはき
)
の風の吹くまに/\
靡
(
なび
)
く女に非れば
打腹立
(
うちはらだち
)
て
言懲
(
いひこら
)
さんとは思へども家主なればと
堪
(
こら
)
へて程よく
紛
(
まぎら
)
はし其まゝにして過すに庄兵衞
情慾
(
じやうよく
)
いよ/\
募
(
つの
)
りお光は我を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“等”を含む語句
汝等
私等
俺等
我等
何等
平等
等閑
彼等
上等
彼奴等
吾等
己等
奴等
等身
此等
此奴等
此処等
前等
一等
彼女等
...