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秘事
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ひじ
ふりがな文庫
“
秘事
(
ひじ
)” の例文
旧字:
祕事
それにも
係
(
かかわ
)
らず、平田一郎という
陰険
(
いんけん
)
な男は、一体どこから見ているのか、実に
詳
(
くわ
)
しく、実に正確に、夫婦間の
秘事
(
ひじ
)
を手紙の上に
暴露
(
ばくろ
)
してある。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
他
(
ほか
)
にいろいろ
申上
(
もうしあ
)
げたいこともありますが、それは
主
(
おも
)
に
私
(
わたくし
)
一人
(
ひとり
)
に
関係
(
かんけい
)
した
霊界
(
れいかい
)
の
秘事
(
ひじ
)
に
属
(
ぞく
)
しますので、しばらく
控
(
ひか
)
えさせて
戴
(
いただ
)
くことに
致
(
いた
)
しましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
氏
(
し
)
は
其
(
その
)
航路
(
かうろ
)
を
取
(
と
)
りて
支那海
(
シナかい
)
を
※
(
す
)
ぎ
印度洋
(
インドやう
)
の
方面
(
はうめん
)
に
進
(
すゝ
)
みしにあらずやとの
疑
(
うたがひ
)
あり、
元
(
もと
)
より
氏
(
し
)
が
今回
(
こんくわい
)
の
企圖
(
くわだて
)
は
秘中
(
ひちう
)
の
秘事
(
ひじ
)
にして、
到底
(
たうてい
)
測知
(
そくち
)
し
得
(
う
)
可
(
べ
)
きにあらざれども
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「血詔の
秘事
(
ひじ
)
露顕
(
ろけん
)
して
董国舅
(
とうこっきゅう
)
以下のあえないご最期。いずれはかくあろうかとも覚悟していたが……」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
弥「へえ、それは
造作
(
ざふさ
)
もねえ、
破
(
やぶ
)
くか。長「
破
(
やぶ
)
く
奴
(
やつ
)
が
有
(
あ
)
るか、知れねえやうに
瑾
(
きず
)
を
附
(
つ
)
けるのが
道具商
(
だうぐや
)
の
秘事
(
ひじ
)
だよ。弥「フヽヽ「ヒヂ」は
道具商
(
だうぐや
)
より
畳職
(
たゝみや
)
の
方
(
はう
)
がつよいで。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
古事記
(
こじき
)
の
神代
(
しんだい
)
の
巻
(
まき
)
に、
豐玉姫
(
とよたまひめ
)
からお
生
(
うま
)
れになられたお
子様
(
こさま
)
を、
妹
(
いもうと
)
の
玉依姫
(
たまよりひめ
)
が
養育
(
よういく
)
されたとあるのは、つまりそう
言
(
い
)
った
秘事
(
ひじ
)
を
暗示
(
あんじ
)
されたものだと
承
(
うけたまは
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
どんな政治の裏も、大奥の
秘事
(
ひじ
)
も、大衆は、いつのまにか知ってしまう。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
際
(
さい
)
何
(
ど
)
うして
男性
(
だんせい
)
女性
(
じょせい
)
の
区別
(
くべつ
)
が
生
(
しょう
)
ずるかと
申
(
もう
)
すことは、
世
(
よ
)
にも
重大
(
じゅうだい
)
なる
神界
(
しんかい
)
の
秘事
(
ひじ
)
でございますが、
要
(
よう
)
するにそれは
男女
(
なんによ
)
何
(
いず
)
れかが
身魂
(
みたま
)
の
中枢
(
ちゅうすう
)
を
受持
(
うけも
)
つかできまる
事
(
こと
)
だそうで、よく
気
(
き
)
をつけて
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“秘事”の意味
《名詞》
秘められたこと。
(出典:Wiktionary)
秘
常用漢字
小6
部首:⽲
10画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“秘事”で始まる語句
秘事百撰
秘事睫
秘事法門