“陰険”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんけん90.0%
いや10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにもかかわらず、平田一郎という陰険いんけんな男は、一体どこから見ているのか、実にくわしく、実に正確に、夫婦間の秘事ひじを手紙の上に暴露ばくろしてある。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そしてただ一言いのちをくれぬかという光秀のつきつめている心の底をうかがうと、光春には、その無情も、その陰険いんけんな仕打も、恨む気にはなれなかった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恋の念珠を爪繰る奴等、陰険いやな奴等は忘れたいぞえ!