トップ
>
私等
>
わたしら
ふりがな文庫
“
私等
(
わたしら
)” の例文
我身
(
わがみ
)
の
上
(
うへ
)
にも
知
(
し
)
られまするとて
物
(
もの
)
思
(
おも
)
はしき
風情
(
ふぜい
)
、お
前
(
まへ
)
は
出世
(
しゆつせ
)
を
望
(
のぞ
)
むなと
突然
(
だしぬけ
)
に
朝之助
(
とものすけ
)
に
言
(
い
)
はれて、ゑツと
驚
(
おどろ
)
きし
樣子
(
やうす
)
に
見
(
み
)
えしが、
私等
(
わたしら
)
が
身
(
み
)
にて
望
(
のぞ
)
んだ
處
(
ところ
)
が
味噌
(
みそ
)
こしが
落
(
おち
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
成程
(
なるほど
)
ね、
私等
(
わたしら
)
今
(
いま
)
までさういふことにや
氣
(
き
)
が
附
(
つ
)
かなかつたが、
結
(
むす
)
び
目
(
め
)
も
仕事
(
しごと
)
するんだから
其麽
(
そんな
)
に
大
(
おほ
)
きくなくつたつて
構
(
かま
)
はないし、四
尺
(
しやく
)
五
寸
(
すん
)
もあれば
丸
(
まる
)
で
新
(
あたら
)
しいやうに
見
(
み
)
えるんだね
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
『
私等
(
わたしら
)
二人
(
ふたり
)
の
中
(
うち
)
、
何
(
いづ
)
れが
瘋癲者
(
ふうてんしや
)
だらうか。』と、ドクトルは
腹立
(
はらだゝ
)
しくなつて
思
(
おも
)
ふた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
(眼を転じて第二の見慣れぬ旅人を見て)
私等
(
わたしら
)
二人は、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
歩きましょう、こうやって
眤
(
じっ
)
としているのが堪えられぬ怖しさを覚える。眤としていると沈黙が息を止めるように覚える。
日没の幻影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そうでもなければ、あの暗室へ
私等
(
わたしら
)
と一緒にノコノコ降りて行く筈もありません、あの上からはどうせ開きっこは無いと、たかをくくって居たのでしょう。——どうだい、それに相違あるまい
古銭の謎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
あゝ
私等
(
わたしら
)
二人
唇
(
くち
)
と唇とを
合
(
あわ
)
した昔
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
お
間違
(
まちが
)
ひやら
何
(
なに
)
やら
私等
(
わたしら
)
の
知
(
し
)
る
事
(
こと
)
ならねど
只
(
たゞ
)
お
客
(
きやく
)
さまの
仰
(
おほ
)
せには
今
(
いま
)
の
車夫
(
しやふ
)
に
用事
(
ようじ
)
がある
足
(
あし
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『
私等
(
わたしら
)
二人
(
ふたり
)
の
中
(
うち
)
、
何
(
いず
)
れが
瘋癲者
(
ふうてんしゃ
)
だろうか。』と、ドクトルは
腹立
(
はらだた
)
しくなって
思
(
おも
)
うた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
親
(
おや
)
なれば
褒
(
ほ
)
めるでは
無
(
な
)
けれど
細工
(
さいく
)
は
誠
(
まこと
)
に
名人
(
めいじん
)
と
言
(
い
)
ふても
宜
(
よ
)
い
人
(
ひと
)
で
御座
(
ござ
)
んした、なれども
名人
(
めいじん
)
だとて
上手
(
じやうづ
)
だとて
私等
(
わたしら
)
が
家
(
うち
)
のやうに
生
(
うま
)
れついたは
何
(
な
)
にもなる
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ないので
御座
(
ござ
)
んせう
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私
常用漢字
小6
部首:⽲
7画
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“私等”で始まる語句
私等家