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砂原
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すなはら
ふりがな文庫
“
砂原
(
すなはら
)” の例文
月日
(
つきひ
)
は、いつのまにかたってしまいました。
兄
(
あに
)
と
妹
(
いもうと
)
の
二人
(
ふたり
)
は、
仲
(
なか
)
よく、
海岸
(
かいがん
)
の
砂原
(
すなはら
)
で、
白
(
しろ
)
に、
黄
(
き
)
に、いろいろの
花
(
はな
)
をつんだりして
遊
(
あそ
)
んでいますうちに、
大
(
おお
)
きくなりました。
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そしてそれが痛くも
痒
(
かゆ
)
くもなく、日当りへ桃の花が、はらはらとこぼれるようで、
長閑
(
のどか
)
で、
麗
(
うららか
)
で、美しくって、それでいて
寂
(
さび
)
しくって、雲のない空が頼りのないようで、緑の野が
砂原
(
すなはら
)
のようで
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
敵
勢
(
ぜい
)
は、リビイの
砂原
(
すなはら
)
、
或
(
ある
)
はまた、丘上の角面堡より攻めんとす。
ランボオ詩集≪学校時代の詩≫
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
砂原
(
すなはら
)
のうへに
白々
(
しろじろ
)
と
穂
(
ほ
)
にづるはしろがね
薄
(
すすき
)
といふにし似たり
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
(これが
想像
(
さうざう
)
した
火星
(
くわせい
)
の
表面
(
へうめん
)
で一
面
(
めん
)
の
砂原
(
すなはら
)
で
植物
(
しよくぶつ
)
もある。)
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
▼ もっと見る
半月
(
はんつき
)
もたった、あらしの
過
(
す
)
ぎた
朝
(
あさ
)
のことでした。
海
(
うみ
)
の
波
(
なみ
)
は、いつかの二
羽
(
わ
)
の
兄弟
(
きょうだい
)
のはとが
疲
(
つか
)
れはてて、
砂原
(
すなはら
)
に
降
(
お
)
りているのを
見
(
み
)
ました。
町
(
まち
)
から、
無事
(
ぶじ
)
に
帰
(
かえ
)
ったものと
思
(
おも
)
われます。
兄弟のやまばと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
日もすがら
砂原
(
すなはら
)
に来て
黙
(
もだ
)
せりき
海風
(
うみかぜ
)
つよく
我身
(
わがみ
)
に吹くも
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
見
(
み
)
も
知
(
し
)
りもしない
船
(
ふね
)
に
救
(
すく
)
われたこと、そして、いま、このどことも
知
(
し
)
らない
港
(
みなと
)
について、
陸
(
りく
)
に
上
(
あ
)
がって
砂原
(
すなはら
)
にうずくまって、
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
を
浴
(
あ
)
びているということすら、このときは
頭
(
あたま
)
の
中
(
なか
)
に
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
さずに
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
兄
(
あに
)
と
妹
(
いもうと
)
は、
海岸
(
かいがん
)
の
砂原
(
すなはら
)
の
上
(
うえ
)
で、いつも
仲
(
なか
)
よく
遊
(
あそ
)
んでいました。
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
砂原
(
すなはら
)
の
上
(
うえ
)
を、その
音
(
おと
)
は、ころげてきたのでした。
死と話した人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
砂
常用漢字
小6
部首:⽯
9画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“砂”で始まる語句
砂
砂利
砂漠
砂礫
砂埃
砂塵
砂糖
砂丘
砂煙
砂地