“すなはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スナハラ
語句割合
砂原53.3%
沙原40.0%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてそれが痛くもかゆくもなく、日当りへ桃の花が、はらはらとこぼれるようで、長閑のどかで、うららかで、美しくって、それでいてさびしくって、雲のない空が頼りのないようで、緑の野が砂原すなはらのようで
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女は沙原すなはらにしゃがんで、細いきせるで煙草を吸っていた。庄太はその傍へ寄って煙草の火を借りた。
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
蛇がそのすなはら一面に群居し、毒気を吐きて鳥をおとし食うのか判らぬ。