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沙原
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すなはら
ふりがな文庫
“
沙原
(
すなはら
)” の例文
第一の見慣れぬ旅人 この広い、
果
(
はて
)
しのない
沙原
(
すなはら
)
。疲れているように、
物憂
(
ものう
)
いように、あのゆるい波の如く、病的の発作のように波動をしている地平線を見よ。
日没の幻影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
女は
沙原
(
すなはら
)
にしゃがんで、細いきせるで煙草を吸っていた。庄太はその傍へ寄って煙草の火を借りた。
半七捕物帳:51 大森の鶏
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
いつも歌ひてあらばとよその
沙原
(
すなはら
)
に
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
(
沙原
(
すなはら
)
にて撞く鐘の声す。)
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
けれど少女は「まりや
降
(
おん
)
りしてはいけないよ。」といって、しっかと抱き締めて、さっさと広々とした
沙原
(
すなはら
)
の方へ切れた
草履
(
ぞうり
)
をひきずって、歩んで行きかけますと
嵐の夜
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
その野こえ
行手
(
ゆくて
)
沙原
(
すなはら
)
、そこにしも
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
波風に、あの
沙原
(
すなはら
)
へ
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
熱く日に焼けた
沙原
(
すなはら
)
を歩いて何やら物狂わしそうに歌っているのはお葛である。
蝋人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
沙
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“沙”で始まる語句
沙汰
沙
沙漠
沙翁
沙魚
沙門
沙弥
沙汰止
沙河
沙地