“がわら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
75.0%
河原8.3%
8.3%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その晩一晩荒れに荒れて翌日になってやっと納まりましたが、市中の損害はなかなかで近年まれな大あらしでありました。何処どこの屋根がわらも吹き飛ばされる。
過ぐる文久三年、例の等持院にある足利あしかが将軍らの木像の首を抜き取って京都三条河原がわらさらし物にした血気さかんなころの正香の相手は、この正胤だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あの煙突の真下の赤い西洋がわらは、なんとかいう有名な将軍のものであって、あのへんから毎夜、謡曲のしらべが聞えるのだ。赤い甍からしいの並木がうねうねと南へ伸びている。
彼は昔の彼ならず (新字新仮名) / 太宰治(著)
後白河法皇の院政中、京の賀茂がわらでめずらしい死罪が行なわれた。
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)