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死期
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しき
ふりがな文庫
“
死期
(
しき
)” の例文
其後
(
そのご
)
雲飛
(
うんぴ
)
は
壮健
(
さうけん
)
にして八十九歳に
達
(
たつ
)
した。我が
死期
(
しき
)
來
(
きた
)
れりと自分で
葬儀
(
さうぎ
)
の
仕度
(
したく
)
などを
整
(
とゝの
)
へ
又
(
ま
)
た
子
(
こ
)
に
遺言
(
ゆゐごん
)
して石を
棺
(
くわん
)
に
收
(
おさ
)
むることを
命
(
めい
)
じた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
永光寺の開山(名をきゝもらせり)
血脉
(
けちみやく
)
をかの
淵
(
ふち
)
にしづめて
化度
(
けど
)
し玉ひしゆゑ悪竜
得脱
(
とくだつ
)
なし、その礼とてかの
墓石
(
はかいし
)
を
淵
(
ふち
)
にいだして
死期
(
しき
)
を
示
(
しめ
)
す。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
彼
(
かれ
)
は
今
(
いま
)
すでにその
身
(
み
)
の
死期
(
しき
)
に
迫
(
せま
)
ったのを
知
(
し
)
って、イワン、デミトリチや、ミハイル、アウエリヤヌイチや、また
多数
(
おおく
)
の
人
(
ひと
)
の
霊魂不死
(
れいこんふし
)
を
信
(
しん
)
じているのを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
し
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
ブラック・キッドは、自分の
死期
(
しき
)
が近づいてきたのを知ると、かねてさがしておいたこの島にやってきた。この島の入江の洞穴の中に船を入れるだけの広さがあることを知っていた。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
餘
(
あま
)
り
昨今
(
さくこん
)
忌
(
いま
)
はしい
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
はれると
死期
(
しき
)
が
近
(
ちか
)
よつたかと
取越
(
とりこ
)
し
苦勞
(
ぐらう
)
をやつてな、
大塚
(
おほつか
)
の
家
(
うち
)
には
何
(
なに
)
か
迎
(
むか
)
ひに
來
(
く
)
るものが
有
(
あ
)
るなどゝ
騷
(
さわ
)
ぎをやるにつけて
母
(
はゝ
)
が
詰
(
つま
)
らぬ
易者
(
えきしや
)
などにでも
見
(
み
)
て
貰
(
もら
)
つたか
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
永光寺の開山(名をきゝもらせり)
血脉
(
けちみやく
)
をかの
淵
(
ふち
)
にしづめて
化度
(
けど
)
し玉ひしゆゑ悪竜
得脱
(
とくだつ
)
なし、その礼とてかの
墓石
(
はかいし
)
を
淵
(
ふち
)
にいだして
死期
(
しき
)
を
示
(
しめ
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
彼
(
かれ
)
は
今
(
いま
)
已
(
すで
)
に
其身
(
そのみ
)
の
死期
(
しき
)
に
迫
(
せま
)
つたのを
知
(
し
)
つて、イワン、デミトリチや、ミハイル、アウエリヤヌヰチや、
又
(
また
)
多數
(
おほく
)
の
人
(
ひと
)
の
靈魂不死
(
れいこんふし
)
を
信
(
しん
)
じてゐるのを
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
し、
若
(
も
)
し
那樣事
(
そんなこと
)
が
有
(
あ
)
つたらばと
考
(
かんが
)
へたが
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
春木少年は、重傷の老人がこの上あんな声を出していたら、
死期
(
しき
)
を早めるだろうと思った。だから早く老人のいうとおり、岩かげかどっかへかくれるのが、老人のためになると思って、立ち上った。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“死期”の意味
《名詞》
死期(しき、しご)
(しき、しご)死に際。臨終。
(しき)死ぬべき時。
(出典:Wiktionary)
死
常用漢字
小3
部首:⽍
6画
期
常用漢字
小3
部首:⽉
12画
“死”で始まる語句
死
死骸
死人
死屍
死際
死霊
死去
死亡
死様
死別